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同人活動の思い出/同人誌の完売とイベント終了間際の空気について

私は現役時代、イベントで列ができている最中に本が完売したことはほぼありませんでした。
混雑が落ち着いて人が減った時間に最後の一冊を手に取ってもらったり、イベントで余った本を通販に回してから完売したというパターンがほとんどで、そこはヘタレのおかげで気楽でした。

でも一度だけ、旬ジャンルで、列ができている最中に完売してしまったことがありました。
最後の一冊を買ってくれた人の後ろに並んでいた人が「あっ!無くなった!」と声を上げて、スペースの前で固まったまま私の顔をガン見してきて、あの時は気まずかったです。
ああいう時の人間って、めちゃくちゃ無表情になるんだなと学びました。

見本誌は残っていましたが、値札が貼り付けてあった上に、他の人達に触られまくってボロくなっていたため、相手も「さすがにそれは要らんわ」という目をしていました。
そんなわけで「無くなりましたスミマセン」で終了したのですが、非常に申し訳なかったです。

それ以前は、いわゆる「完売はわわ」をしたがる人の心理も理解はできると思っていましたが、実際に買えなかった人の顔を直接見るという体験をすると「めちゃくちゃ気まずいんだけど、そんなに完売はわわしたいか?メンタルやられないか?」と疑問を持つようになりました。
完売自体は有難いことですが、嫌なタイミングで完売するのは避けたいと思っていました。

現在のイベントの雰囲気はどんな感じなのか分かりませんが、私が引退する直前は、女性向けの旬ジャンルは「早く売り切って早く撤収」という風潮になっていた記憶があります。
本が完売していなくても、早めに帰る人が結構多かったです。一般参加も含めて、イベント終了時刻まで会場に残る人が、昔と比べて減ってきた感じがしていました。

私は貧乏性のため、参加費を払ったからには終了時刻まで居座らないと勿体無いという感覚がありました。オフ会に参加する時は他の人達に合わせて動いていましたが、そういう予定が無い時は、周囲の人達がほとんど帰った中でも最後までスペースに座っていました。

そうしていると、たまに、終了間際に来て本を手に取ってくれる人もいました。
サークル参加で自分のスペースを片付けたあとで会場を回っている人かもしれませんし、行列に並ぶのが嫌で遅く入場した人かもしれませんし、最後まで会場にいて隅々まで見て回るタイプの人かもしれません。イベント開始直後の活気も良いですが、終了間際のまったり感も良いものでした。

大昔とか、のんびりしたジャンルだと、サークル参加でも一般参加でも最後まで会場にいて、周囲の人達と話したりしていたものですが、時代が進んだり旬ジャンルにハマった時は、やたら早く帰る人が目に付いて驚きました。今はどうなっているのか、少しだけ気になります。

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コメント

  1. はむちゃん より:

    こんばんは。
    私は初めて参加した際は早く帰ってしまいましたね。

    終わりの時間が近づいてきて、誰も来ないのに座ってるのが苦痛で…。

    隣のスペース(といっても机半分だけしか申請しなかったので、机は同じだけど隣のスペース)は繁盛していて、書き手の人に会えて感動して涙を流す人もいて、何とも居づらかったです。
    へ、へぇ~。こういう人もいるんだぁ~ってびっくりしました。

  2. ヒロコ1号 より:

    >はむちゃんさん
    こんばんは。人が少なくなってくると、今度はサークルの知り合いが挨拶をしに来てくれたりしました。誰も来ない時はヒマでしたが、それならそれで差し入れのお菓子を食べたり、スマホを見たり、パンフレットやチラシを読んでいました。

    涙まで流す人はなかなかいませんが、好きな作者さんに会えたら感激するのは別におかしいことではないと思います。私も手を掴まれたり、大声で騒がれたことくらいならあるけど、さすがに泣かれたことは無かったのでちょっと羨ましいです。
    隣のスペースの人は、よほど良い作品を書かれる人だったのですね。

  3. ゴンザレス より:

    こんばんは!

    この夏オフイベントにサークル参加しました。
    私は終了時刻直前までお隣のサークル主さんと話していて、気づいたらまわりにほとんど人がいなくなっていました。なので、おそらく13〜14時までの間に多くの方が帰られたのではないかと思います。
    私のいるジャンルはとっくに旬を過ぎているのでまったりしている人が比較的多い方だと思いますが、それでもこんな感じだったので旬ジャンルだともっと人がはけるのが早いのかもしれません。
    その日はすごく暑かったので早く帰りたい人が多かった、というのもある気がしますね。

  4. ヒロコ1号 より:

    >ゴンザレスさん
    こんばんは。イベントおつかれさまでした!夏のイベントは暑さのせいで早く帰りたくなることもあるかもしれませんね。今の夏の暑さは、私が現役だった頃よりもヤバイはずです。
    確かに、私が引退する直前も、13〜14時の間に帰る人が一番多かった印象があります。

    私も、終了時刻直前までお隣のサークル主さんと話していたこともありました。
    お隣さんとの会話は、旬かどうかは関係無く運が良ければ盛り上がることができますね。
    そうなるとイベント中もずっと退屈しなくて、時間があっという間に過ぎていきました。
    初対面の人でも、向こうから話しかけてくれて楽しく話せた時は嬉しかったです。

  5. 八尺 より:

    ヒロコさん初めて書き込みます。よろしくお願いします。
    イベントでやたらに感動を出す人は最近見かけるようになり、良い作品だからかというと疑問です。一度ご覧になるとわかりますが、異様な感じです。
    本当に作品好きなら良いですが、そこまで信者ムーブができる自分に酔っているのではないでしょうか? そういう人に限って本すら読まなさそうです。
    SNS病みたいなもので、オフイベントの場所がSNSで演出するためのダシになってる感が最近強まっています。
    そのため、会いたかった!あなたの自カプが一番! と言ってサークルスペースにへばりついて絶賛し続ける人が多い印象です。
    サークルスペースもSNSで絡みない人は最初から飛ばしていく感じです。
    私自身も絶賛されたことはありますが気まずかったですし、少し突っ込むとこちらの本は読んでおらずSNSの1枚絵だけで執着されているとわかりました。
    執着できそうなターゲットを狙って、構ってもらえるから安い娯楽としておっかけをやるのだと思います。
    イベント後はエアリプ名指しで容姿絶賛、見ていて本当に微妙です。
    私自身はしつこい距離感も嘘くさい絶賛も嫌いです。イベントがSNSで微妙な場所になってきついです。

  6. ヒロコ1号 より:

    >八尺さん
    はじめまして。私は2015年で同人を引退しているので、それ以降の空気は分かりません。
    昔も、オタクが集まる場所には異常にテンションが高い人もいましたが、ほとんどの人は大人しくしていましたし、騒いでいる人も、ずっと楽しみにしていたイベントに来られたから舞い上がっているのだなという感じで、うるさかったけど悪印象ではなかったです。

    相手が本当に好きなのではなくて「この人の信者をやっている私」をSNSで演出するために信者ムーブをしているということですか?(読解力が無いため、違っていたらすみません)
    いや、それならもっと他の目立ち方があるだろと早速ツッコミたいのですが、言っても無駄なんでしょうかね…ていうかその人達は本当にジャンル者ですか?本当にオタクですか?

    お世辞で褒めるにしても、どうせなら容姿ではなく作品を褒めてほしいところですが…
    同人の世界に何しに来たんだとツッコミたくなる人が増えたという話なら、私も、実際にイベントには行っていませんが何となく察してしまっています。自分の引退を決めた時は悲しかったけど、2015年のタイミングでやめてちょうど良かったかもと今は考えています。