同人活動の思い出

同人活動の思い出/感想に返事をする際に設けていたマイルールについて

作り手側の人は、作品の感想などが届いた際、返事をするかしないかとか、どういうノリで返事をするかとか、それぞれ自分の中で決めているルールがあるのではないでしょうか。

すべてに返事をする人、一切しない人、まとめて「感想ありがとうございます」で済ませる人、相手のテンションに合わせる人、自分のペースを守る人、いろいろなパターンがありますが、こういうことは現役の間は人に話すことでもなかったので、なかなか他の人の話は聞けませんでした。

超大手で大量に感想が来る人は、基本的に返事はしない(できない)と思います。でも私は大手ではなかったので、すべてに返事をすることが可能な程度の数の感想を頂いていました。
さらに当時は今と違って元気でしたので、返事が大変だと感じたこともありませんでした。

ただし、はっきりと返事不要と書かれていた場合は、返事をしたい内容でも返事はしないようにしていました。返事はどちらでもいいとか、返事について特に言及が無い場合は、基本的に返事をしていました。感想も問い合わせも、よほどのことが無い限りは一両日中に返事をしていました。

私は、アナログの手紙も、ネットのメッセージも、いつも「返事早くね?」と昔から言われていましたが、すぐに返事をしないで溜め続けるほうが、あとで自分が大変になってキツイと思います。
やる事は早くやったほうがラクだという考えなのですが、あまり理解はされませんでした。

あと、これは某匿名掲示板でも当時書かれていたことだけど、送られてきた文章と同じくらいの長さで返事をすれば無難だという意見があって、それは確かにそうだなと思っていました。
ただ、あまりに長文の感想だと同じ長さの返事は無理なので、その場合は最低限、相手が「え?これだけ?」と感じない程度の長さと濃さで返すようにしていました。

まあこれも結局、私個人の感覚でやっていたことなので、相手が本当にどう思っていたかは今も謎のままです。私にとって嬉しい感想なら、こちらも相手の雰囲気に合わせた返事をしていました。
逆に、嫌なメッセージへの対処方法についてもそれなりにノウハウがありますが、これはあまり人に教えるものではありません。墓まで持っていく系の諸刃の剣です。

同人をやめてこのブログを始めた時は、もうコメントへの返事をする機会は無いだろうと思っていました。同人サイトなら同ジャンル者が反応してくれる保証がありますが、このブログは更新も遅い雑記ブログで、管理人の私も有名人ではありません。コメントは来ないと考えるのが普通です。
だから、ブログを始めてしばらくしてコメントを頂いた時は、とても驚きました。

同人をしていた頃と比べて、私の「人の文章を理解する能力」と「返事をする能力」はかなり落ちているため、今は昔ほどしっかりした返事はできません。いずれ自分で「私の返事ヤバすぎる」と感じたらコメント欄を閉じることも考えていますが、今はまだ暇だしこのままで行こうと思います。

昔、感想をくれた相手のことを考えて頑張って返事を書いていた、あの頃の私の熱意は、遠い遠い過去の思い出になりました。今振り返ると、本当に遠く感じます(´・ω・`)

コメント

  1. さえき より:

    こんにちは。
    ヒロコ1号さんのコメント返信、記事同様いつも楽しく拝読しています。
    語彙が乏しい故、拙い表現で申し訳ないのですが、ヒロコ1号さんの「画面の向こうに人が居る」ことを忘れない対応姿勢に尊敬の念が尽きません。
    私も同人活動をしていたおりには、最初に就職した会社で受けた教育による経験から「返信は一両日中」を厳守していました。
    強迫観念に近かったかもしれませんが、今思えば、ヒロコ1号さんが書かれているとおり先にやってしまった方が確かに気が楽でしたね。

    感想を送る時は作者様のお時間や労力をを使っていただくのが申し訳なかったので、基本的に「返信不要」で送っていました。
    でも、返信が欲しい内容だったときにすぐに返信がくると、より一層その作者様のことを好きになったものです。(笑)

    私はネガティブな内容を直接送られたことはなかったのですが、あの忌々しいTwitterで自作品に対する苦言的な空リプを見てしまったことが一度だけありました。
    その時は悲しい気持ちになりましたが、空リプですし無視するのが一番だと思い、そうしました。
    幸いその後は何も起こりませんでしたが、同人仲間で直接送られてきた苦言を無視したら某掲示板に晒されたり、イベントで嫌がらせをされたという人もいたので、無視するのが最適解かどうかは分かりませんが…

    界隈を眺めていて気付いたのですが、否定的な空リプを送ったりするのってROM専の方より圧倒的に同じ創作者の方が多いんですよね。
    ROM専の方を「無産オタク」などといって見下す創作者さん達が話題になったこともありますが、界隈の創作者の足を引っ張るのは同じ創作者達なのではないか、と思いました。
    話がだいぶ逸れてしまって申し訳ありません。

    >昔、感想をくれた相手のことを考えて頑張って返事を書いていた、あの頃の私の熱意は、遠い遠い過去の思い出になりました。今振り返ると、本当に遠く感じます(´・ω・`)

    ものすごく共感しました。
    本当に何故あんなに熱意があったのか、自分でも不思議なくらいです。
    出涸らしのようになった現在の自分とは、まったくの別人なのではないかと思えるほどに…

  2. ヒロコ1号 より:

    >さえきさん
    こんにちは。記事自体は長くなりすぎないように文章を削っていることが多くて、削った部分をコメント返信で補っている場合もあります。でもそれは、コメントをくださる方が上手く話を引き出してくれるから実現できているわけで、とても有難いと思っています。
    私は小さい頃から「やるべき事はすぐにやる」主義だったので、生まれつきの性質ですね。

    空リプは、明らかに自分のことを言っていても、直接リプされていないのなら無かったものとして無視して良いと思います。ただ、作品への苦言なら無視で良いけど、その人の振る舞いや界隈独自のマナーについてのものだと慎重に扱う必要があります。某掲示板は、自分の行いがよほどヤバくなければ堂々としていればいいのですが、慣れていない人は怖いですよね。

    私は、ROM専の人を見下す作り手のことは、昔からとても嫌いです。
    創作をしているかどうかは関係なく、同じ作品やキャラが好きで、その話を共有できる相手がいるのが同人の楽しみのひとつなのに、なぜそういう発想になるのか理解できません。
    特に二次創作で、同じ作品のファンに対して「無産」などと言うのは相当ヤバイです。

    私も現在は出涸らし状態で、昔の元気だった自分は本当に自分だったのか?と不思議な気持ちです。画面の向こうに人が居ることを忘れない対応ができていればいいのですが、自分はやっているつもりでも頭が働いていなくて本当は変なことをしているのでは?という不安がいつもありますね。これもう死ぬまで治らないのかな~と…それならそれで仕方ないですが。

  3. もこもこ より:

    ヒロコさんこんばんは。新年早々コメント失礼します。2023年もこちらのサイトには何度も訪れ興味深く読ませていただきました。2024年もお世話になると思いますꕤ︎︎·͜·

    別記事で失礼します。
    「あちらの強火のコメントは全体的に文章構成がAI特有のクセがあり、機械的な日本語の言い回しや固有名詞の多さから、生成AIの類で産み出された文章である可能性が高いかと思いました。荒らしやスパムと変わらないかと思います。ヒロコさんは全て承知の上で返信していて、余計なお世話でしたら本当にすみません。新年早々お疲れ様です…」というコメントを残すつもりでいたのですが、どうやら私の誤解だったみたいで…にしてもこれだけは言わせて下さい、新年早々大変ですね…お疲れ様です
    どうか、健やかに過ごせる1年になりますように。ヒロコさんも訪問者様方も。

  4. ヒロコ1号 より:

    >もこもこさん
    こんばんは。今年もよろしくお願いします。
    コメント欄というのは、コメントをくださった人と対話をする場所であると同時に、他の閲覧者さん達もその内容を見ている衆人環視の舞台のようなものだと、私は考えています。

    もしAIだとしても、私が返信できる余地がある文章なら消さないようにしています。
    私が無言で削除するほどのコメントは、他の管理人さん達も対応不可能だと思います。

    あと、返信をする時は、私のほうもついでに自分の言いたいことを言っているので、これも持ちつ持たれつ(?)です。本当に嫌になったらコメント欄はいつでも閉じられますし、最終手段として記事ごとすべて削除するという方法もあります。
    でも、もこもこさんのように心配してくださる人がいるのは有難いことですね。

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