同人活動をしていた頃の私は、一話完結ではなく連載形式の作品を出すこともありました。
漫画でも文章でも、長めの話になる時は、複数回に分けるか前後編にして発表していました。
個人的には、続き物の話をやるのはできるだけ避けたいと考えていましたが、たまに長めの話を思い付くこともあって、その時はやむを得ず連載という形にしていました。
一話完結の話なら、その一話を発表すればそれで終わりですが、連載となると、途中で私が死んだりして話を最後まで発表できなかったら嫌だなと考えていました。長期連載をしている人は、そういう想定をしたことはありませんか?心配になりませんか?と、昔から疑問に思っています。
連載を終えるまで私が絶対に無事である保証は無いので、連載をしている途中は常に何となくハラハラしている感覚がありました。私はもともと、連載ではなくても作品はできるだけ早く完成させたいと考えていたので、連載の時はそのプレッシャーがさらに大きくなりました。
冷静に考えてみれば、私がやっていたのは趣味の二次創作なので、ハプニングがあって連載を中断することになっても別にかまわないわけですが、だとしても、当時は私自身のこだわりで、一度始めたものはきちんと最後まで完成させたいという気持ちが強かったです。
私と交流していた他の作り手さん達も、みんな連載はきちんと最後までやりきっていました。
趣味でやっていることだから途中でやめても問題ないと理屈では理解していても、それなりの責任感というものや、自分の作品に対する愛着をみんな持っていたのだと思います。
ところで、ピクシブなどで連載をしていると、第一話が一番多く閲覧されて、それ以降はだんだん閲覧数が減っていく現象がありましたが、今もそうなのでしょうか?
あれは、上手い下手に関わらず誰でもそうなっていて本当に不思議でした。
私は、一度読み始めた連載作品は必ず最後まで見届けていたので、余計にあの現象に疑問を持っていましたが、自分が連載をしている時は「それはそれとして話は最後まで考えてあるから最後までやりますよ!」という心意気でやっていました。閲覧数の減少は謎だけど、ちゃんと最後まで読んで感想をくれる人もいたので、まあいいかと思っていました。
そんなわけで、水面下ではこのようにいろいろなことを考えていましたが、現役時代はそういうのは表には出さずに「連載します!よかったら読んでね!完結まで頑張ります!」という感じで作品を出し続けていました。これは、今現役で活動している人達も同じですよね。
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