同人活動の思い出

同人活動の思い出/絵の無断転載にまつわる思い出

これは2009年から2010年頃の出来事で、私がツイッターを始めたばかりの頃の話です。

当時、同カプ内にとても美しい絵を描く大手さんがいたのですが、ある日、その大手さんの絵が勝手に他の人のツイッターアイコンにされていたことがありました。
大手さんは困惑しつつも、相手に連絡してやめてもらったそうです。

話を聞くと、相手も同じカプが好きで、きれいな絵だからと悪気無く使ったとのことでした。
注意すれば分かってくれる相手だったので平和的に解決できましたが、もし逆ギレする相手なら面倒だったことでしょう。絵が上手い人はこういう苦労をすることも多いと思います。

もうひとつ、別の知人の絵も勝手にツイッターアイコンにされたことがありましたが、その時の相手は絵のジャンルも知らず、絵の作者が誰かということも考えていなかったそうです。
絵を使った理由が「描かれているキャラが好きだから」とか「この人の絵が好きだから」というのではなく、ただ「ネット上で適当に拾った画像」という認識しか無いことにゾッとしました。

2009年から2010年頃と言えば、私だけでなく、私の周囲の人達もツイッターを始めて間もない人が多かったです。当時同じジャンルにいた(私も含めた)昭和生まれのオタク女達は「こんなことするヤツが存在するんだ信じられない…」とドン引きしていました。

ですが、最初はこういう無断転載に嫌悪感を示していた人達も、ツイッターを長く使ううちに毒されてきて、やがて平気で商業漫画の切り抜き画像などをアイコンに使うようになっていきました。
それを見ていた私は「ええー…(´・ω・`)」とショックを受けましたが黙っていました。

これは、きちんと指摘したほうが良かったのでしょうか?結局「ええー…(´・ω・`)」と心の中で思ったまま何も言えず、数年後にツイッターをやめることになったのですが…
もともとあったはずの倫理観すらブチ壊すツイッター恐るべしです。
当時交流していた人達、今からでも、どういうつもりだったのか私に説明して欲しいです。

それはそうと、私は他の人の絵をパクる輩には腹を立てていましたが、私自身の絵については「まあネットに上げてる時点で、多少はね?」と、分けて考えていました。
そもそも私のヘタレ絵なんて誰もパクらないだろうと、すっかり他人事のつもりでいました。

でも大昔に一度だけ、外国語のブログに私のサイト内の絵が直リンクで無断転載されているのを発見したことがあります。これは人によっては耐えられないほど嫌なことだと思いますが、私はあまり気にしなかったのでスルーしていて、数年後に再度確認したらそのブログは消えていました。
私ですらこんな事があったので、絵を描く人ならみんな一度は経験があるのかもしれません。

特に今の時代は、二次創作がオタク以外の人の目にも触れやすいので、相手が自分と同じ価値観で作品を大切にしてくれるとは限りません。昔の同人界の暗黙の了解が通じないのです。
私は時代関係無く、人の絵を無断で自分のアイコンにするのはナシだと思いますけどね。

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