同人活動の思い出/ツイッターでは印象が悪かったけど直接会うとそうでもなかった人達の話

昔から「ネット上のやり取りは顔が見えなくて文字だけなので、文章表現には気を付けよう」などとよく言われていますが、確かに、表情や声色など一切無しで文章だけで伝える場合、うまく書かないと自分の意見が正確に伝わらなかったり、悪い意味に取られて叩かれる可能性もあります。

実際のところ、サイトの日記やブログも、メールも、掲示板やSNSの書き込みも、リアルの会話の何倍も気を使わないと、自分の意図を正確には伝えられません。なのに、何も考えずに不完全な文章を垂れ流すツイッターが流行ったりしたら、地獄絵図になるのは当然のことです。

あ、今はもう「ツイッター」ではないのでしたね!「X」ですね!(・∀・)
ビカビカ光りまくる「X」の看板(現在は撤去されたようです)のニュースで大爆笑しました。
でもあの動画、光の点滅が苦手な人にはおすすめできないので残念です。

で、私は同人をしていた頃、ツイッターで知り合った人と実際に会うこともありましたが、ツイッターの印象だけで判断しなくて良かった(直接会って良かった)と思った相手もかなりいました。

十年以上前、ツイッターをしていた頃、自カプのオフ会に、普段からツイートが攻撃的でメンタルがヤバそうな文章の人も来ることになりました。その人は作品も猟奇的で、ツイッターが無かった時代には見かけなかったタイプだったので、とにかくまともに話ができるのか心配でした。

でも直接会ってみたら、普通に礼儀正しい人で、作品は尖っているけどリアルの本人はとても落ち着いていました。ツイッターのメンヘラ全開な文章をもう少し考えて整えれば、そういう作風のカッコイイ人という印象になるのになと思いました。

もうひとり強く印象に残っているのは、またもやツイッターで繋がっていた読み専の人です。
正直、恐ろしく内容の無いツイートが多くて、自カプの作品は何を見ても褒める(私が嫌いな作品と私の作品を同時に褒める)ので、同カプだけどまったく相容れないと感じていました。

でも直接会ってみたら、とても善良で優しい人でした。文章の印象は最悪だったのに、直接本人と話をしたら「また会いたい」という気持ちになりました。ツイッターのものすごく頭が悪そうに見える文章をもう少し考えて整えれば、一気に聖人らしい印象になるのになと思いました。

ただ、直接会ってみて悪い人ではないと分かったとしても、ネット上で毎日目に入ってくるのはツイッターの不快な文章なわけで、それはやはりストレスでしかありませんでした。
なので、どちらにしろツイッターはダメだということで、私はツイッターを退会しました。

素人が何も考えずにネットに書き込む文章では、その人の良いところがきちんと伝わらない場合があるのは確かです。こういうことはツイッターが無かった時代にもありましたが、ツイッターでは特に不幸な大事故が起こりまくっていた記憶があります。

私がツイッターの文章だけを見て「何だコイツ」と不快に思った人が、直接会ったらそこまで嫌な人ではなかったということが結構あって、そういう人は悪い人ではないからこそ、ネット上で上手く立ち回る方法を知らないのかなとも感じました。

私は、私の本心が正しく伝わるように頑張って文章を考えているつもりですが、これも成功しているかは不明です。ちなみに、ネット上では良い人に見えるのに実際はクズじゃねーかという人も存在しますが、あれは本人はきちんと計算して文章を書いていると思います。

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