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同人活動の思い出/現役時代に頂いた苦情の思い出

同人活動でもらう感想は、よほどのことが無い限りは褒め言葉だと思いますが、感想という言葉の意味を考えてみると、苦情もまた「感想」には違いありません。

私も23年間の同人活動の中で、苦情が来たことも何度かありました。
もらったメッセージ全体から見ればごく少数ですが、だからこそ印象深かったです。

今回は、そんな大昔に頂いた苦情の一部を暴露して思い出を語ります。
原文ママでは紹介できないので多少改変していますが、おおよその内容は同じです。

記憶にある中で一番古い思い出は、私が他の人の本を自サイトの日記で叩いて2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)に晒された時の話です。いや何やってんだよお前と言われそうですが、当時の私にとっては本当に地雷な本だったので仕方がなかったのです。

この時に立てられたスレッドには「自分も捏造二次創作してるくせに人の本を叩くな」とか「死ねばいいのに」とか「こいつの取り巻きたちもオフ会でウザかった」とか「見た目は大人しそうなのに内面はこんなに攻撃的なの興奮する」とか「絵が小学生レベル」とか、いろいろ書かれました。

この辺はさすが匿名掲示板といった感じで、うわべの交流では分からなかった事も分かり「私ってそんな風に思われていたんだ!」と、驚くと同時に興味深いとも思ってしまいました。
自分がジャンル内でどう思われているか、本音を知るには晒されてみるのが一番いいのでは?とすら思います。いや、一応当時は大変なことになったと青ざめたりもしたのですが。

中には「下手な絵だなと思って漫画を読んだら面白かったので無罪」と書いてくれた人もいて、反省しながらも「サンキュー(・∀・)」と思ったりしていました(反省とは?)

あと、サイトの掲示板のほうにも「調子に乗るな、潰すぞ」みたいな書き込みがありました。
当時は怖かったけど、今は勉強になったと思っています。その後しばらく身を隠しましたが、新しいジャンルにハマったら名前を変えて速攻復活したので、気付いた人はさぞムカついたでしょうね。

次に、長い間描き続けていたカプを突然やめて、同ジャンル内の別のカプに乗り換えた時も苦情が殺到しました。しかもBLから男女カプへの乗り換えだったので、無理な人には本当に地雷だったと思います。これも何やってんだよお前案件ですが、ハマってしまったものは仕方がなかったのです。

この時はweb拍手から「いきなりサイトのノリが変わって気持ち悪い」「A×B(新しく描きはじめたカプ)なんて読みたくないです」などと送られてきましたが、私もつい反論みたいな返信をしてしまったことは後悔しています。自分の萌えが変わったのは仕方がないことだし、叩かれても描くのをやめるつもりはなかったのだから、もっと堂々としているべきでした。

でもこれ以降は、自分の作品に否定的な感想が来てもあまりうろたえなくなりました。
否定的な感想は、普通は「思っていても言えない」ことが多いだろうから、それを知ることができたのは貴重な体験でした。褒められるだけでなく、人から「お前の作品のここがキモイ」と指摘されることで、自分の性癖についてより深く考えることもできました。

また、別のジャンルで「うおおおおおおお(´;ω;`)おおおおお!(返信不要)」みたいな文章がメールフォームから送られてきたこともあります。当時は「感動してくれたのかな」とポジティブに受け取りましたが、もしも地雷すぎて泣いていたのなら申し訳ありませんでした。

厳しい反応が来る時はだいたい、自分がやらかした時や読者に地雷を踏ませた時なので、無難な作風で大人しく活動している人には苦情なんてそうそう来ないと思います。
でも、すごい苦情を言われたことがある人がいるなら、その内容には少し興味があります。
もらった感想の内容について、なかなか他の人から話を聞く機会はありませんからね。

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コメント

  1. 匿名希望です より:

    ヒロコさん こんばんは
    私はとあるジャンルで受けのキャラを女装させ、所謂、男の娘小説を書いているので周りからは変わった人だと思われているようです。

    書いている小説の内容もアダルトでハード、そして女装とくるので、ドン引きする人と、そういう成人向けが読みたい方には感激される事もあります。

    うおおおお(´;ω;`)は、多分萌えすぎて泣いてしまったのだと思います!(^^)

  2. ヒロコ1号 より:

    >匿名希望さん
    こんばんは。人を選ぶ内容の作品は、趣味が合う人からは歓迎されるけど、そうじゃない人からは引かれてしまいますよね。それでも直接文句を言ってくる人はなかなかいませんし、もし言ってくる人がいたら、それはもう余程の地雷だったんだろうなと思います。

    私はメールフォームも拍手と同じノリで気軽に使ってほしいと言ってたので、本当にいろいろな感想を頂きました。すごく細かい所まで見てくれている長文感想も、語彙力喪失系も、全部嬉しかったです。苦情の内容も全部覚えてますし、今となっては懐かしい思い出です。

  3. uge-t より:

    はじめまして。
    何となく行き詰っていた折にこちらのブログに出会えてとても感激しています。ほぼ読み始めですが、「同人活動の思い出」の文章の切り口と、あらゆる経験を積み重ねてきた真の大人の達観具合といいますか(語彙が壊滅的ですみません)、目からの鱗だけでなく何か面倒なものがボロボロ剥がれていくような爽快感です。何よりダイヤモンド並みと思える精神の軸の強さを尊敬。

    自分も昭和生まれのよい年ながら、ふとした再燃から公式が20周年間近のジャンルの同人サイトを、最近20年ぶりくらいに開設して低クオリティな絵と文をじわじわ増やしている身ですが、色んな意味でマイペースは大事だなーと痛感しました。

    この後も各記事をじっくり読ませていただきますね(^^)

  4. ヒロコ1号 より:

    >uge-tさん
    はじめまして。同じ昭和生まれなら、uge-tさんと私の経験値も変わらないはずですよ。
    褒められた記憶と叩かれた記憶なら、今の私の役に立っているのは叩かれた記憶のほうだと思いますが、当時はそれなりに大変でしたのでやはり平和が一番ですね。

    再燃は楽しそうで羨ましいです。今の私は何かを好きになっても、公式を眺めてニヤニヤしていることしかできなくなりましたが、これはこれで気楽で良い気がしてきました。
    uge-tさんにはマイペースでサイトを育てていってほしいです。