同人活動の思い出

同人活動の思い出/私の現役時代を振り返ってみても、心から楽しくツイッターを使っていた人いなさすぎ問題

私がツイッターを始めたのは2009年の秋頃ですが、ちょうどその頃にハマっていたジャンルがありまして、そこで知り合った人達とオフ会をしたことがあります。

オフ会のメンバーは、若い人から私より年上の人まで幅広い年齢層でしたが、ツイッターについての愚痴はみんな同じで「タイムラインを全部見ているとなんだかイライラする」「ミュートやブロックをしまくっても不快なツイートが無くならない」というものでした。

その場にいる全員がツイッターでフォローし合っているのにそんな話ができるなんて、とてもオープンな空気のジャンルでした。けっこう良い人達だったのでは?と、今になって思います。

これに対してみんなが出した解決案は、なんと「見きれないくらいたくさんの人数をフォローしてしまえば、まともに読めないまま流れていくからラク」「タイムラインは気になってもあまり読まないほうがいい」というものでした。私は黙っていましたが、内心では「そうかもしれないけど、それではツイッターをしている意味も無いのでは?」と思っていました。

特に、不快なツイートを早く流すために、別にフォローしたいわけでもない人をたくさんフォローするという案は、もはや狂気の沙汰でしたが、みんなは大真面目に語っていました。
私はこれらの案を実行できなかったため精神を病み、2013年にツイッターを退会しました。

ともかく、その人達もすでに2009年の時点で、ツイッターのデメリットを実感していたのです。
でも同人をやっている人は、交流や宣伝のために必要だと考えて、やめるにやめられない心理状態でした。当時の私自身もそうでしたし、今もそんな人は多いでしょう。

ストレスがたまるのは分かっているのにやめられない状態が続くと、やがて「ツイッターをしているヤツはバカが多い」と、ツイッターをしながら言う人も現れるようになりました。

ツイッター上で「ツイッターは日本語が通じる人が少ない」とか「ツイッターは議論に向かない」とか言いだす人もいて、好きなジャンルで繋がっているはずなのに「末期」という文字が頭に浮かびました。私は自分のアカウントがある間は、そんな発言はできませんでした。
いくら常識人ぶっても、自分もツイッターにいる時点で同類なのですから。

これでは、有意義な話もできない役に立たないツールに、わざわざ個人情報を入力して登録しているという、人の発言にケチを付けておきながら自分の発言も意味不明という状態です。
それともあれは「私はバカです」という高度な自己紹介だったのでしょうか?

このように、私の現役時代を振り返ってみても、ツイッターで傷付いている人やイライラしている人はたくさんいても、楽しくて何の問題も無いと言っている人は見たことがありません。

私自身も、キャラやカプの解釈のことで空リプバトルをしたり、気に入らない人の作品よりも自分の作品のほうに多く評価が入った時に「ざまあみろ」と思ったり、「またピクシブでブクマがたくさん付いたわ~あんな下手な絵なのに~」と自虐自慢をしたりと、過去の罪状は腐るほどあります。
私も正気じゃなかったし、相手もさぞ嫌な気分だったことでしょう。

でも、もしも出会った場所がツイッターでなければ、ここまでの憎悪は残らなかったかもしれないと思うのです。今になって「交流の方法が違っていれば、もっと楽しく付き合えたのでは?」と思う相手も何人かいます。同じジャンルが好きというのは、間違いなかったのですから。

残念ですが、これはどうしようもないことでした。そんなわけで私は無力ですが、今苦しいと思っている人は勇気を出して退会してほしいということは、一貫して主張していきたいです。
趣味というのはSNSで他人に評価してもらうものではなく、自分が楽しむものなのです。

もちろん、ツイッターが楽しいのならやめろとは言いません。ツイッターでしか得られない素晴らしい情報があるとか、信頼できる友達がいるとか、心優しいフォロワーばかりで癒されているという人はいいんですよ。私はそんな人ひとりも見たことありませんけど。

コメント

  1. メモ帳 より:

    空リプバトル、自虐自慢、すごくよくわかります。自分もかつて似たような罪を犯してきました。ツイッターやってると自然と「TLにいる他人を意識」するようになっていくんですよね。
    そんなガラじゃなかったのに、同人ツイッターをやっていた時は誰かとカラオケに行ったりごはんに行ったりすると必ずその時の写真を上げて、「めっちゃ充実してますよ〜!」アピールをしていました..。楽しかったのは事実なのですが、見栄も張りたいって気持ちが、ツイッターをやっていた頃は特に強かったです。

    「趣味というのはSNSで他人に評価してもらうものではなく、自分が楽しむもの」本当にその通りだと思います。

  2. ヒロコ1号 より:

    >メモ帳さん
    こんにちは。おそらく、今炎上とかしている人も、ツイッターさえ無ければここまで酷いことは言わなかったのでは?と思うことが本当に多いです。私自身も、ツイッターの環境に毒されておかしくなっていたと、過去の自分の発言を振り返って思っていますので。

    マウントが取れても爽やかな気分になるわけではなく、相手への見下しやイライラの感情はどんどん大きくなっていきます。それを向けられている相手も不快な気分です。それで表向きは楽しそうに取り繕うというのは、なかなか根性のいることでした。今の私にはできません。

    今は非オタクのインスタなども、本当にそれが好きで写真を撮っているのではなく、写真を撮るために特に好きでもないものを買ったりしている人も少なくないように見えて、息苦しさや虚しさを感じます。誰にも知られなくても自分が楽しめるものこそが、本物だと思います。

  3. るかな より:

    こんばんは。以前ツイッター関連の記事にてコメントさせていただいたるかなと申します。また過去記事失礼します。

    自分のツイッター垢は削除したのですが、以前交流してた相互フォロワーがふと気になり、その人の垢を見に行きました。
    そうしたらその人のフォロワーが倍以上に増えていて、なんだか以前とは人が変わったような印象を受けました。
    もはや廃人かというぐらいに浮上していて、◯◯会とかいう内輪で褒め合うような会の一員になっていたり、神にフォローされただのなんだのと呟いていたりとカオスでした。
    唐突に元彼のことをツイートしていて、それにいいねがたくさんついていたのもなんだか気味悪かったです。ジャンルと全く関係ない呟きなのに。
    もう私はツイッターやめてるので赤の他人ですが、もしまだ繋がっていたら確実にイライラしただろうなと感じました。
    見に行かなければよかったと後悔したぐらいですし。

    それとツイッターで人を選ぶような内容の作品(エロやグロ、死ネタなど)はリストを作成し、それに入れてもらうと見れる仕様のものが定着してるようですが、いちいち申請をお願いしてリストに入れてもらわなければならないというかなり非効率的なもので、端から見るとバカバカしいです。
    サイトなら裏ページにパスつけるだけで済むのに。
    その元フォロワーが廃人になってるのも、リスインしましたなどのリプが原因になってるのかなと思いました。かなりの数の申請者が来ると、それだけリプしなければならないですし。システム上、漏れもあるみたいなので本当に読み手も書き手も大変なだけの仕様です。

    退会したあと、好きなジャンルのサイトを発見しよく遊びに行っています。
    その管理人さんはツイッター垢を持ってはいるのですがサイト更新のお知らせなどに使ってるのみで、ほぼ浮上してないようでした。本人も、サイトのほうが好きな作品をあげやすいと言っていましたし、近々垢を削除してサイトのみにすると日記で語っていて安心(?)しました。
    こういう考えの人もまだいるんだ!同人界もまだまだ捨てたもんじゃないな、と。

    そのサイトには拍手がついていましたので感想を送ったところ、喜んでいただけたようで嬉しかったです。自分の他にも感想を送っている方がたくさんいるようで、ツイッターじゃなくても見てくれる人はいるんだなと実感しました。自分が求めていたのはこういう適度な距離感のゆるい交流だったんだと改めて感じました。

    上記の元フォロワーも出会った場がサイトやオフなら、もしかしたら幻滅することはなかったのかなぁと思うとやはりツイッターはやらないに越したことはないですね。
    退会したのに見に行きたくなってしまうのも、地味に悩んでいます。見に行ったってイライラするだけでいいことは何もないとわかってるにも関わらず。

    文章まとまりがなくてすみません。
    ヒロコさんの記事はどれも共感できることばかりで、読みながら何度も頷いています。これからも更新楽しみにしていますね。長々と失礼しました。

  4. ヒロコ1号 より:

    >るかなさん
    こんばんは。私もツイッターをやめてしばらくの間は、よせばいいのに元フォロワーのアカウントをわざわざ見に行ってしまい、結局不快な気分になって後悔ばかりしていました。

    私の気のせいかもしれませんが、自分がツイッターを退会したら、元フォロワー達の呟きが退会前よりもさらに無意味で不快な内容になったように感じました。まあそのおかげで、何度も見に行くうちに完全に冷めて、本当に見に行きたくなくなったので良かったのですが。

    人を選ぶ内容の作品については、なんとかツイッターで住み分けをしようとする人も見てきましたが、ツイッター自体が隠しコンテンツに向かない仕様なのでやはり無理があります。
    ツイッターじゃなくても見てくれる人はいるし、そういう人のほうがむしろ良質な読者さんだと思うのですが、ツイッターにとらわれている人には理解できないようで気の毒です。

    まだ見に行ってしまう間はとても苦しいと思いますが、いつか必ず本当に気にならなくなる時が来るはずなので、るかなさんもそれまでは耐えていただくしかありません。
    気になってしまううちはもう仕方が無いです。早くラクになれるよう祈っております。

  5. りす より:

    初めまして、同人活動について検索しているときにこちらを知りました。
    twitterは検索で公開アカを読むだけですが
    公開アカだけでもすごく痛い人がいて本当にモヤモヤします。
    ヒロコさんはこういう人達はどういう風に思われるのかが知りたくてコメントしました。
    ちなみに私はSNSも同人活動も未経験です。

    関東で主催されたアニメイベントに参加された人のツイートで
    イベント会場のトイレが男女兼用トイレで
    床に水滴が飛び散っていて汚いからそのままでいいやと思って
    トイレから出るとその人の次が
    偶然そのアニメ作品の有名監督。
    監督がいるのなら掃除しておけば良かったとツイート。

    twitterのプロフィールに目が不自由と書いている人で
    ある有名声優さんの大ファンでその声優さんご本人を
    必要以上に褒めちぎって、その有名声優さんが参加されるイベントにほぼ全部参加して
    ラジオ番組にも投稿メールを送りまくるから必然的にご本人がその人の顔を覚えていて
    ご本人からイベント会場で探したよと言われた事をツイートしてフォロワーから
    自分から声をかければよかったのにと言われて
    私は控えめだから無理と意味不明な返信をしたり
    発売されるDVDに縮刷版の台本が完全限定版のみについてくる事を
    フォロワーとの会話で、台本があるのは嬉しいけど私が見たいのは
    声優さんご本人が使われた台本と余計な一言を言う。
    声優さんご本人が使ったものがそんなに読みたいなら
    制作側の立場になるかご本人との信頼関係が本物でないと無理なのに。

    自分がジャンルの代表みたいな発言や言動を長年している人で
    去年から入院しているとか精神的な不安感があるなどの病気ツイートを流して
    フォロワーが心配してるのに理由も言わずに長期間ツイートなし。
    最近のツイートで実は出産した事を事後報告ツイート。
    だったら、出産するのでtwitterはしばらくお休みします。と言えば済む話。
    自分の幸せを自慢したくてtwitterに戻って来ました感が
    透けて見えてすごく気持ち悪いです。
    一部のフォロワーはおめでとうと言ってましたが
    馴れ合いでおめでとうを言っているような感じがしました。
    この人も有名アニメ作品のイベントに頻繁に参加したり声優さんを追っかけたり
    イベントの様子をブログにまとめたり
    自分の願望をレポートや署名活動にしてお仲間と
    一方的に公式に送り付けていたり、アンソロジーを発行したりと
    これだけのオタ活動をしているとリアル恋愛をする
    時間はどこにもないよねと思える人です。
    まあ今は結婚相談所などが時代に合わせて色々ありますし。
    ちなみにアンソロジーはこの人が主催だったのですが
    当時の5ちゃんだとアンソロジーに参加された絵描きさんと主催のこの人が
    大喧嘩した挙げ句アンソロジーは無事に発行されたけれど主催のこの人は
    自分のサイトの閉鎖のお知らせもしないで突然閉めたそうです。
    ヒロコさんが書かれたアンソロジー記事に似ている状況だったのではと今では思います。

    ツイートを冷静に観察するとヒロコさんや他の方達が言うように
    twitterは他人を攻撃する事に罪悪感を持たない人間の集まりなのかも知れないと
    だんだん思うようになりました。

    ヒロコさんのブログ記事はすごく読みやすくて勉強になります。
    ずっと疑問に思っていた事もここの記事で理解できた事がたくさんあります。
    ローソンスイーツの記事も読んでて楽しいです。また何かあったらコメントします。
    お体を大事にしてブログ活動を続けて下さいね。

  6. ヒロコ1号 より:

    >りすさん
    はじめまして。りすさんが例にあげた人たちはみんな、自分のツイートを「身内以外の他人も見る可能性があるもの」とは考えず、ツイッターを自分だけの日記帳のような感覚で使っているのだと思います。ツイッターに書かなければ、本人や身内だけの話として他人には知られることなく、第三者であるりすさんが見て不快な気分になることも無かったはずです。

    昔の匿名掲示板では、スレッドのテーマと関係ない自分語りをする人に対して「ここはお前の日記帳じゃないんだ」「チラシの裏にでも書いてろ」と言うお約束がありましたが、ツイッターだってそうなんです。そんなことはネットに書かずに1人で紙にでも書いてろ(そのほうが知らない人から叩かれなくて済むのに)と言いたくなるような発言があまりにも多いです。

    仕事の宣伝などの目的があってツイッターをしている人なら、少しは考えて物を言うかもしれませんが(残念ながらプロの作家でも何も考えてなさそうな人もいますが)そういう目的すら無い人のツイートは、いちいち気にしていたら精神を病んでしまいます。ネットが無ければ存在も知らなかったはずの他人の日記を、無理やり見せられているのと同じです。

    ツイッターの公開アカウントはどう考えても「公共の場」なので、知り合い以外にも読まれることを意識したツイートをしたほうがいいと思うのですが、それがなぜか理解できない人も多いということです。ともかく、情報収集ならツイッター以外の方法をおすすめします。
    ローソンスイーツの記事も機会があればまた書きますね。ありがとうございます。

  7. T より:

    ヒロコさん、こんにちは。「ツイッター疲れ」で検索してたどり着いたこちらのブログは、オタクの私にとてもためになる内容で、興味深く読ませてもらいました。
    冷めた人だからこそ書ける魅力がある文章だなと思います。情熱も冷静さもあるからこそ物事が詳細に理解、説明できるんでしょうね。あと、コメント欄のお話も参考になってます。
    色々と大変だったようですが、長いこと活動されて色々な経験を重ねて、苦しいことがあっても生きて、色々考えてこられたから、似てる人の助けになるものが書けるのでしょうね。偉いなあと思います。
    ツイッターは交流恋しさにたまにやりたくなりますが、やはり怖いですね。ツイッターに限らず、速く強い快感が得られるものは大体危険ということでしょうか。中毒になり、自分が自分でなくなっていく感じがします。「ツイッターじゃなくても見てくれる人はいるし、そういう人のほうがむしろ良質な読者さんだと思う」というお言葉、胸に刻んでおきます。
    私はまだ二次創作活動を続けますが、ヒロコさんが教えてくださったことを思い出しつつやっていこうと思います。それでは。

  8. ヒロコ1号 より:

    >Tさん
    こんにちは。同人をしていた頃も、読者さんや交流相手とのやり取りでいろいろ考えながら文章を書いてきたつもりですが、今は完全に別方向へ突き抜けたような感じがします。発信する目的は変わりましたが、昔も今も誰かに楽しんでいただけてるなら良いのかもしれません。

    ツイッターは「深くハマりやすい人には危険=オタクには危険」と考えていいと思います。
    すぐに反応をもらえる快感をおぼえてしまうと、それと同じくらいの不快感があっても抜け出せなくなります。中毒になって正常な判断ができなくなった人たちの評価よりも、ツイッターに毒されていない人からの感想を信じるほうが良いのは確かです。

    私は限界を迎えるまでツイッターを使い続けてやっとそれに気付けたので、ツイッターをしたことがない人にデメリットを理解してもらうのは難しいと思っています。
    とは言え、使って酷い目に遭ってからでは後の祭りなのでツライところですね。
    Tさんは楽しく二次創作を続けられるよう祈っています。

  9. いちご より:

    はじめまして。「私の作品を密かに楽しみにしてくれてる人ファボ大っぴらに楽しみにしてる人リツイートそして良ければ感想下さいというかなんでもいいのでとりあえず褒めてください」「〇RTされたら描く」タグなど誰かがやると周りも真似して?かまってちゃんタグで埋まることがありうんざりしています。イベントがあると誰か一緒に行こう?私行く!女子トイレみたい、乾杯・食べ物の画像上げるなど頻繁にオフ会があり仲良しグループが出来てもう私から話しかけることもないなと思い辞め時かと思っています。フォローしている人同士の仲の可視化・距離感が近い人ばかりで個人サイトの方が好きなのですがpixivしかない現状…褒めて、馴れ合い、仲良しアピールなんて見たくないです。文章まとまりがなくてすみません。

  10. ヒロコ1号 より:

    >いちごさん
    はじめまして。ツイッターのかまってちゃん系のタグを見た時は、かまって欲しい人ってこんなにたくさんいるんだなと驚いてしまいました。昔はかまって欲しくてもアピールする手段があまり無かったので見ずに済んでいたけど、今は何でも丸見えなので見苦しいです。

    「〇RTされたら描く」は、RTされないと描く気にならないものなんて無理に描かなくていいんですよwwwと思いますし、「褒めてください」系は、タグで頼まないと褒めてもらえないとか気の毒すぎるwwwと笑ってしまいます。反応乞食もあまりにみっともないやり方だと、反応してあげようかなという気持ちよりも呆れて幻滅する気持ちのほうが勝ってしまいます。

    本人たちの言動は見なかったことにして作品だけを見ればいいのかもしれませんが、そんな器用なことは難しいですよね。交流の輪から離れて静かに活動している人を見つけることができればいいのですが…黙っていてもいちごさんと同じ気持ちの人はきっといるはずです。

  11. ヨルヒコ より:

    ヒロコ1号さん、はじめまして。
    ヒロコさんの書かれる記事、どれもこれも共感することばかりです。

    私は、とある巨大ジャンルで人生初の二次創作を始めて1年が経過した字書きです。
    初めこそ本当に楽しく書いていましたが、数か月が過ぎた頃、周りの親しくしていた人がこぞって異様に伸び始め、それに伴って私の目的も変わってきました。反応が欲しくてほしくてたまらなくなってきたのです。
    毎日毎日、本当に書きたいものではなく、どうでもいいことをtwitterで呟き、それについた「いいね」数を数えて喜ぶようになりました。自分より「いいね」が多い作品を真似て、自分の作風を捻じ曲げ、少しでも多くの評価を得ようとしました。その結果、何のために続けているのかわからなくなり、すっかり書きたいものを見失ってしまいました。一時はアカウントを削除しましたが、やっぱりまた戻ってしまい…。
    そして、今度は他人だけでなく、前作を書いた自分の幻影のようなものに苦しめられたりもしています。この前はあんなに情熱をもって書けたのに、もう書けない…。といったような。
    でも、「苦労してここまで来たのだから…」「もしかしたら次の作品はもっと評価してもらえるかも…」なんて思うと、やめられなくなっています。日常アカウントに流れてくる他ジャンルの友人の萌ツイートがバズっているのを見るのもつらくて、その結果、二次創作アカウントではなく日常アカウントを削除し、友人に心配される始末…。
    私も立派なSNS中毒ですね…。このままではいけない、と毎日思っては気分が落ち込んでいます…。

  12. ヒロコ1号 より:

    >ヨルヒコさん
    はじめまして。私の場合は、評価を競うのは別にかまわなかったのですが、作品やジャンルと関係無い不快なことばかり呟く人、相手や日によって言うことが変わる人、自分が失言しておいて叩かれたら被害者面をする人などを何人も見るうちに、だんだんと病んできました。

    信用できる人があまりにも少なく、いいねがたくさん付いても「これは本当の評価か?」と疑うようになり、一時的にバズっても数日後にはもう忘れられていると気付いたら、全部がバカバカしくなりました。ヨルヒコさんはまだ「ツイッターの数字は実力を表すもの」「いいねは本当に良いと思って付けられるもの」と思い込んでいるから苦しいのだと思います。

    同人は苦労してやるものではありませんし、見ている人はヨルヒコさんのメンタルなど何も気にしていません。いいねはその時の気まぐれで押されたり押されなかったりします。
    ジャンルへの萌えや純粋に作品を書きたいという気持ちがまだほんの少しでも残っているのなら、そちらのほうを大事にして欲しいですし、なんとか中毒から脱出してほしいです。

  13. 匿名k より:

    こんにちは。
    もう納得しかないです……アカウントを削除してからこちらのブログの記事をいくつか読ませていただき、私は間違ってなかったのかもと思ったのに、つい好印象だった相互さんと交流したくなり戻った自分が馬鹿でした。
    見たくないなら見なければ良いので、それでも見てしまう私が本当に駄目なのに完成した作品の感想で盛り上がるならまだしも、作品にしたいのか交流目当てなのか分からないネタ合戦を楽しそうにしている人々にもう無理かも……と。
    しばらく低浮上宣言しましたが、アカウント削除の決意を固めました。
    本当に好きな作者さんにほ支部の感想なりは送れるわけですし……
    長々と自分語りすいません。気付きをありがとうございます。

  14. ヒロコ1号 より:

    >匿名kさん
    こんにちは。漫画も小説も、最後まできちんと仕上げるのはそれなりに労力が必要です。
    ネットが無かった時代は作品(同人誌)にしないと見てもらえなかったので、大変でも頑張って形にしていました。でも今は、妄想やネタを思いついただけの段階でも、遠くの相手ともネット上で盛り上がることができます。人間はラクなほうに流れるものです。

    私は、そういうネタ合戦は、仕事や家族の愚痴を書く人に比べれば数億倍マシなので気になりませんでしたが、ちゃんと作品にすればいいのにと思う人もいるのは分かっています。
    作品も作らずにネタだけを語る人を見て「無理かも」と感じるということは、もう根本的に合わないので離れたほうがいいですね。ツイッターには怠け者ばかりが集まりますので。

    好きな作者さんも、今は大丈夫でもツイッターで見続けていたら、いつか必ず幻滅する瞬間が来ると思います。好きな作者さんを今後嫌いにならないためにも、退会をオススメします。

  15. 匿名k より:

    ヒロコさん返信ありがとうございます。
    アカウント削除しました。さっぱり……戻る必要はなかったけれど真に向いていないことを実感しました。
    ネタ合戦の内容も正直、解釈違いで……
    これに「いいね」をする好きな作家さんの感性まで疑いそうになっていたので、たしかに嫌いになる前に距離をおけて良かったです。
    これからもヒロコさんのブログ更新を楽しみにしています。

  16. ヒロコ1号 より:

    >匿名kさん
    ツイッターは本人の発言内容だけでなく、自分にとって解釈違いなものに「いいね」をしているのが見えたりしても、相手への好感度は下がってしまいます。

    また「いいね」をする基準も人によって違います。本当に良いと思ったものにしかしない人もいれば、挨拶代わりに気軽にする人や、同ジャンル者への義理でしている人もいます。
    好きな作家さんは「いいね」の意味をそれほど重く考えていない可能性もあります。
    行動の基準が自分と違っていると、相手の行動に必要以上に失望してしまったりします。

    本当のストレスの原因は、不快な発言でも嫌な相手でもないのかもしれません。もっと複雑な仕組みで、少しずつ心が蝕まれていくのです。私もこれに気付くのが遅くて、気付いた時には手遅れでした。難しいことですが、もっとこの事実が理解されて欲しいと思っています。

  17. ヨルヒコ より:

    ヒロコ1号さん、お久しぶりです。
    2019年の秋にこちらの記事にコメントさせていただきました、字書きのヨルヒコです。
    久しぶりに訪問させていただいたら、記事がたくさん増えていてとても嬉しいです。

    私は、結論から言うとTwitterは辞められておりませんが…
    だいぶん冷静になれた気がします。

    あれから半年くらいアカウントを放置して休んだり、
    ツイートの頻度を下げたりして、
    自分なりにTwitterとの距離感には注意を払ってきました。
    今、当時のコメントを客観的に見て、「あーこんなこともあったな…」という感じです。

    今の私は、なんといいますか、もうTwitterに期待するのはほぼ諦めたといいますか。
    数字に一喜一憂するのも、交流にも、すっかり疲れてしまいました。
    TLを追うのも嫌な気分になることが多く、一切やっていません。
    なんのためのアカウントかといった感じなので、
    私のTwitter人生もめでたく終焉を迎えようとしているのかもしれません。

    日曜日の昼間にダイニングにぽつんと座り、涙を堪えながらこちらの記事を読み、
    衝動に駆られてコメントした1年半前の自分を思い出して、
    勝手ながら気持ち新たに書き込みさせていただきました。

    私もいつか、ヒロコさんのように誰かの支えとなるような文章を生み出す字書きになりたいなぁなどと、今は思っています。

  18. ヒロコ1号 より:

    >ヨルヒコさん
    おひさしぶりです。そこまでツイッターへの執着を取り払うことができたのなら、一喜一憂していた頃よりは気持ちが落ち着いているのではないかと思いますが、その状態になるまでにどれほど傷付いて不快な思いをしてきたのかと考えると複雑ですね。

    私も、タイムラインを見続けて何度も嫌な気分になって、さんざん疲れまくって、二度と交流を楽しもうという気力が湧かなくなった頃に、やっと退会できました。
    心が強くなったのではなく、再起不能になったから離れることができたのです。

    私は同人活動ができなくなった代わりに自分の愚痴を発信しただけですが、意外とひとりで苦しんでいる人が多いことを、このブログを通じて知りました。私の命が有限である限り、ここもいつかは消えますが、少しでも誰かを楽にできたのなら良かったと思います。

タイトルとURLをコピーしました