パラレル、NTR、グロなど、読む人を選ぶネタは数多くありますが、版権キャラの性別を変える女体化や男体化も、それなりに特殊なネタだと思います。
ちなみに私は性別変更ネタも大好物でしたし、今も見るのに抵抗はありません。
特に「BLの受けの女体化」は見るのも描くのも楽しかったけど、それは「受け=可愛い=女の子になっても可愛い」という発想があったからです。
私はもともと攻めと受けの性別は何でも良いので、男×男の受けが女になって男×女になったところで萌えの方向性は変わらなかったし、受けは女になっても可愛くてヨシ!という感じでした。
で、基本的にはそういう感じでしたが、それはそれとして、攻め(女体化)×受け(男のまま)もアリでした。どちらも女体化して百合になってもアリでした。男女カプの性別を入れ替えるのもアリでした。好きなキャラのさまざまな可能性を、自由に楽しんでいました。
私が現役だった頃のピクシブでは、女体化ネタは好評なことが多かったです。
ジャンルの空気にもよるかもしれませんが、旬ジャンルで人気キャラの女体化を描いて、見向きもされないということはあまり無かったです。
これは私と同じように、推しは女になっても可愛いと考える人が多かったのかもしれませんし、自覚の有無にかかわらず受けに自己投影している人は、受けが女になることにも違和感が無かったのかもしれません。他にも、私が思いもよらない理由で女体化を好んでいた人もいたと思います。
ひとりの人が描き始めて人気が出ると、影響を受けて描く人が増えることもありました。
そういう現象は女体化以外でもあると言われそうですが、そうは言っても、もっと人を選ぶような特殊性癖だと、描いている人が居て一定数のファンが付いていたとしても、他の人達が真似して描きだすことはあまり無いと思います。性別変更ネタは特殊性癖のひとつではありますが、比較的軽い気持ちで手を出せるものだと個人的には考えています。
もちろん一方で、性別変更ネタが嫌いだったり理解できないというオタクも存在します。
女体化で盛り上がる人達がいる一方で「女体化は気持ち悪い」「どうしてBLなのに女にするの?」と言う人達も私は見てきました。そこは界隈によってさまざまだと思います。
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