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同人活動の思い出/自分の作品は漫画も文章も短くまとめようとしていた話

このブログは定期的に過去記事の修正や削除を行っていますが、修正をする場合は、文字数が増えるより減ることのほうが多いです。自分の過去の文章を見直すと、もっと簡潔な言葉に置き換えられないかなとか、どうしても文字数を削る方向で頑張ってしまいがちです。
同人作品を作っていた頃も、その傾向は変わりませんでした。

漫画はページ数が増えると絵を描くのがめんどくさいので、どうすれば必要最低限の絵で内容を伝えられるか工夫することに尽力していました(画力を上げることには尽力しない件)
漫画にするのはめんどくさいと思った話は文章にしていましたが、それでも五千字以内の短編がほとんどで、長めの話でも二~三万字くらいしか書いたことはありません。

漫画も文章も、ネットに上げる場合も本にする場合も、短いほうが短時間で完成させられるし文字の校正もラクになります。私の労力を考えると、長すぎるものを作るのは気が進みませんでした。

私の妄想は基本的には短いネタが多かったのですが、たまにめちゃくちゃ壮大なアイデアが浮かぶこともありました。でも、形にするのが大変そうなものは、脳内だけにとどめていました。
やはり普通に物理的に大変なので、長編は他の得意な方々に任せておこうと考えていました。

私が作品を作る上で重視していたのは、自分もラクで読むほうもラクなお手軽さでした。
大手さんの作品をじっくり味わうついでにちょっと見ていってね!みたいな感じで、短時間で読めるものを早いペースで更新するという創作スタイルでした。正直、これはネットとの相性がものすごく良くて、一時期は本を出さずにオン専で更新しまくっていたこともありました。

このブログの記事の文字数も、短めの記事で千字前後、長めの記事で千五百字前後、稀にどうしてもクソ長くなってしまった時は二千字前後ですが、二千字を超えることは滅多にありません。
字書きさんから見ればカスみたいな文字数ですし、今の私は昔と違って早くたくさん更新することもできないので、このブログは終わりかけの線香花火のようなものです。

私はもともと活字が得意なほうではありません。いわゆる読書好きの人から見れば、本も全然読んでいません。昔は、ハマった小説と推しカプの二次創作小説だけは頑張って読んでいましたが、同人をやめてからはますます本から離れてしまい、最近は漫画を1冊読みきるのにも苦労しています。

そんな私でも完読できるような記事にすれば、他の人に読んでもらうハードルも下がるのではと勝手に考えています。ただ、実際に読みやすいものができているかは自分では分かりません。
自分の脳内ルールでいろいろ考えてやっているけれど、実際の結果がどうなのかを判断するのは見ている人です。これは同人でも、同人以外の活動でも同じことだと思います。

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コメント

  1. マンゴー大臣 より:

    読みやすいですよ。

  2. ヒロコ1号 より:

    >マンゴー大臣さん
    よかったです!ありがとうございます。

  3. さえき より:

    こんにちは、ヒロコ1号さん。
    ヒロコ1号さんの文章は、内容がまとまっていてとても読みやすいです。
    かといって短すぎもせず、読み終えた後に満足感を得られる長さもあり、私が理想とする文章そのものです。
    どうしても冗長な文章を書いてしまいがちなので、今回の記事を拝読し、私も精進しなければと思いました。

    割と活字を読むのは好きで、以前は所謂鈍器本と呼ばれるようなものも好んで読んでいたのですが、媒体がデジタル端末に移ってからは1万字を超えるような文章は読めなくなりました。
    特にスマホだと、数千文字の文章でも疲労感を感じる事が多いです。
    同じような人も多いのか、特にWEB上の媒体において簡潔で分かりやすい文章が求められる傾向にありますよね。

  4. ヒロコ1号 より:

    >さえきさん
    こんにちは。文章はまず完読してもらえないと意味がありませんので(パッと見て「読みにくそう」と思われたら回れ右されますので)最後まで読んで頂けているなら有難いです。
    ブログの記事は投稿する前に何度も推敲していますが、自分で読み直していると、本当に意味が通っているか?とか誤用は無いか?とか、自分でも分からなくなってきます。

    私の知り合いで鈍器本が好きな人も、紙媒体ではなくデジタルだと、目が疲れやすくて長い文章はキツイと言っていました。ブルーライトなどのせいかもしれませんね。

    短い文章は読んでもらいやすいけど、簡潔すぎて説明不足になったり違う意味に誤解されたりしないように、気を付けて言葉を組み立てないといけません。
    長文の説明とは違う難しさがありますので、最近のWEBも大変だなと思います。

  5. るかな より:

    ヒロコさんの文章は読みやすくわかりやすいです。
    変にまわりくどく難解な言葉もないので内容がスッと頭に入りやすいです。
    私も文章を書いているのですが、結構言葉選びや表現に難儀することが多いので、ヒロコさんの文章はとても参考になります。

    私も一応文を推敲してるのですが、それでも投稿してから誤字脱字や文が変なことに気づきます(^^;)誤用がないかもいつも心配ですが、日本語を使う人同士ならある程度脳内補完で通じると思うので、察してくださいという気持ちで書いてます。(それもどうなんだとは思いますが)

    私は活字を結構読んでいた方なのですが、最近は加齢のせいか長い文章を読むのがキツくなってきました。目が疲れますし、登場人物やら設定やら理解するのも大変で頭も疲れます。長編はよほどじゃない限り読む気になれません。

  6. ヒロコ1号 より:

    >るかなさん
    私の文章は、同人をしていた頃はもっとハイテンションだったのですが、同人を引退してからはいろいろと削ぎ落とされて静かになっていったように感じます。美しい表現をしようとかは考えていなくて、ただ内容を伝えることを考えて、難解な言葉は敢えて避けています。

    どんなに確認していても、いざ投稿すると後から修正したくなる部分が出てきますよね。
    自分のブログは自由に書き直せるので、気付いた時はこっそり修正しています。誤字の指摘は歓迎ですが、同人時代も含めてまだされたことがなくて、自分で気付いて直しています。

    私も、自分が今ほとんど本を読めなくなっている原因は、加齢のせいもあると思います。
    同人をやめて気力が無くなったのもあるかもしれませんが、単に年齢のせいですぐに疲れるようになったのもあるでしょう。長編小説を読むのは今はもう難しいかもしれません。

  7. はむちゃん より:

    長編小説は書いてる人、すごいなと思います。
    自分でも短編小説集の方が読んでていて気楽に読めるので、二次創作で書く場合でも短編小説が多いです。
    長編小説は伏線を仕込まないといけないので結構、頭を使います。

    また、自分で趣味で読む本(市販の本)が長編となると、ページの冒頭に説明書き等が無いと、前に戻って読み直して理解して、読み進めたところに戻ってまた読み始める作業が面倒で、あまり読まなくなりました。仕事で疲れた頭で読んでもなかなか頭に入ってきません。

    昔話になりますが、ネットが発達してない時代の方が時間もゆったり流れていて、ゆっくり本を読む時間も取れたと思います。
    仕事していてもメールはすぐ返す事がマナーだと前の勤め先で教えられましたが、こういう「秒で対応」することが当たり前の時代で、本をゆったりとした気持ちで読むことができなくなったのも、長編の物語が好まれなくなった要因だと思います。

  8. ヒロコ1号 より:

    >はむちゃんさん
    私はわりと気が短いので、完成するまでに時間がかかりすぎるものは、最初から出力するのをやめておこうかなとなりがちでした。自分が読む時も、長編と短編のどちらかを選べと言われたら、短編のほうがよかったです。若い頃からその傾向はありました。

    長編小説は、読んできた設定や伏線をずっと覚えておくのも大変ですよね。それでも本当に作品に興味があれば、大変でも頑張って読めるのですが、今の私にはそれを乗り越えられるほどの気力がありません。ボーッとネットを眺め続けることだけはできるという状態です。

    ネットが無かった時代と今を比較すると、時間の感覚の違いだけでなく、昔のほうが精神的な余裕というものがあったように思います。今でも、ネットに興味が無い人は、ゆったりと読書などをしているのではないでしょうか。私はネットに飛びついてしまった側なので、やはりもともと本が好きなほうではなかったのかなと証明されてしまいました。