同人活動の思い出/メジャージャンルとマイナージャンルはどちらが居心地がいい?

世の中に存在する数多くの作品の中には、人気があってたくさんの人が二次創作をしている作品もあれば、知る人ぞ知るマイナーな作品もあります。
メジャージャンルとマイナージャンルは、はたしてどちらのほうが快適なのでしょうか?

仲間が少ないと寂しいという人もいれば、人が多すぎるとトラブルが起こる確率が上がるからイヤだという人もいます。今回は「メジャー内マイナー」のような例外はひとまず置いておいて、大雑把にそれぞれの特徴を考えてみます。

◆メジャージャンルの特徴◆
1.仲間がたくさんいて、寂しくない。
2.人数が多いので、オンリーイベントやアンソロがたくさん企画される。
3.大手や上手い人がたくさん集まるので、ハイレベルな作品を拝める率が上がる。
4.ただし作品の数が多いぶん、不快な内容のもの(地雷)に当たる危険性も増す。
5.人数が多いぶん痛いことをやらかす人もいて、他ジャンルの人達から顰蹙を買う。
6.純粋にそのジャンルが好きな人だけでなく、金儲けや売名目的の人も集まってくる。
7.転売!詐欺!暴力!SEX!…いや、暴力とSEXは無い…いや、あるかな?(・∀・)

◆マイナージャンルの特徴◆
1.愚かな承認欲求が無い人であれば、落ち着いて自分のペースで楽しめる。
2.人が少ないので、金儲けや売名目的の人は近寄ってこない。
3.ただし作品の数が少なくても、地雷が無いとは限らない。
4.人数が少なくても、トラブルが起こらないとは限らない。
5.ジャンル移動したくなった時、死ぬほど気まずい。

どちらも後半はネガティブですが、事実です。
華やかに盛り上がっているように見えるメジャージャンルの水面下には闇が広がっているし、穏やかで平和そうに見えるマイナージャンルの水面下にも別の闇が広がっています。

そして、作品やキャラクターにハマる瞬間は、それが同人的にメジャーかマイナーかなんて関係なくやってきます。「これくらいの規模が自分にとってちょうどいい」というのは人それぞれあると思いますが、そこを狙ってハマるのは大変難しいです。

私自身はと言えば、それなりにメジャーもマイナーも経験しましたが、引退するまでついに経験することが無かった領域があります。
それは「自分以外誰もやっていないジャンルにハマる」オンリーワンになることです。

自分しかいないのなら、トラブルも地雷もありません。実はこれが一番良いのでは?と、歳を取るほどそう思うようになりましたが、結局そういうジャンルには出会えないまま終わりました。

今考えると、私の趣味嗜好はとても平凡でありきたりなので、誰も目を付けないジャンルにハマるのは非常に難しかったと思います。だから、こればかりは仕方がありません。

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コメント

  1. 匿名k より:

    こんにちは。コメント失礼します。
    4.人数が少なくても、トラブルが起こらないとは限らない。
    これを今、痛感しています。片手で数えられるようなジャンルですが自分は両者と交流しているがaさんとbさんは互いにブロックしているらしいですし、cさんから私はブロックされてますが共通フォロワーさんがもちろんいる……
    普段はのんびり活動していますが水面下は、という感じです。人数はあまり関係ないかもしれませんね。

  2. ヒロコ1号 より:

    >匿名kさん
    こんにちは。人数が少ないと全員が知り合いみたいになるので、揉めた時は地獄ですよね。
    旬ジャンルの騒動に疲れている人は「マイナージャンルはのんびりしてて良いなあ」なんて言いますが、何かあった時にキツイのはむしろ小さいジャンルのほうだと思います。

    居心地は悪いけど、ジャンルが好きなうちは取り繕うしかないという感じでしょうか。
    私にも多少は経験がありますので、無事に乗り切れるよう祈っております。

  3. ミナト より:

    はじめまして、検索からたどり着きました。
    自分はかなりマイナーなジャンルに7年ほど描き手として居ました(長期的にメインにしていたのは自分だけでした…)。
    そのジャンルに居て経験したのは、やはり「ジャンル人口が少なくてもトラブル」が起きること…ですね。数年前に修羅場を経験して、そこから少しずつ引退していった感じです。
    最近は比較的メジャーめの作品で読み手に徹した方が幸せになれると判明しました…(^-^;
    (その方が公式の展開の存在や二次創作を読むだけでも満たされるので)

  4. ヒロコ1号 より:

    >ミナトさん
    はじめまして。平和な時は平和だけど、トラブルが起こってしまうと大変ですよね。
    メジャージャンルのトラブルは、大勢の人を巻き込んだり、ジャンル外の無関係な人達にも話が伝わったりしてヤバイ印象が強いですが、マイナージャンル内の、その界隈の人達だけで修羅場になっているような状態も、また違ったキツさがあります。

    自分の創作意欲が満ち溢れている間は、必要とあらば修羅場にも立ち向かえますが、疲れてしまうと確かに読み手にまわったほうが幸せかもしれません。
    自分が何もしなくても供給が充分にあるのは、メジャージャンルの有難いところです。

  5. ななしのごん より:

    こんにちは。今のマイナージャンルに辿り着いてそこそこ活動していたのですが、トラブルが頻発するので怖くなってしまい、ひっそり居なくなることにしました。
    マイナージャンルの水面下にも別の闇、書かれていらっしゃいましたが、集まっている人たちの二次創作活動の経験値が低いと水面下に収まってすらくれなくなるので地獄絵図になります(泣)
    描き手だけの問題なら、まだ孤高を貫けば居られなくもないのですが、ROM専側も「公式の絵柄とかけ離れている!」みたいな苦情を入れてくるような人も混じっているようで、ジャンル愛はまだありましたが、いろいろ考えた結果、自分を守る方に傾きました……
    やっぱりROM専になるのが一番楽ですね。まだ少し未練がありますが、ゆくゆくは、ヒロコ1号さんみたいに完全に引退して、ライトな感覚で漫画やアニメを楽しめるようになりたいなと思っております。

  6. ヒロコ1号 より:

    >ななしのごんさん
    こんにちは。マイナージャンルでトラブルが頻発するのは、居心地が悪すぎますね。
    マイナージャンルは、本当に平和なジャンルもある一方で、メジャージャンルでよくあるようなトラブルとはまた違う、村社会的で厄介なことが起こる場合もありますので。

    公式の絵柄とかけ離れているのがイヤなら、二次創作なんて見ずに公式を見てろと私なら言いたいですが、そんなことを直接言ってくる人がいるのなら確かにヤバイと思います。
    狭いジャンルなのに話が通じない人が多いと心が折れるので、逃げたほうがいいですね。

    私は「ライトに楽しめるようになった」というよりは「再起不能になってディープに楽しめなくなった」というのが正しいので、私と同じ顛末をたどるのはオススメできません。
    ななしのごんさんも既にジャンルのトラブルで傷付いていると思いますが、今後は自然に引退する時が来るまで、つらいことは避けてのんびり過ごしてください。