管理人多忙のため、コメントの受付を一時停止します(2024年4月中に戻る予定)

ネット中毒で苦しんでいる人達へ雑にメッセージを送ってみます

SNS中毒やネット中毒を体験したことが無い人はピンと来ないかもしれませんが、ネットにハマってしまった人は本当にどうしようもないほどネットに時間を費やしてしまいます。
ネットサーフィンで深入りしすぎて地雷を踏んで嫌な気分になるたびに、見るのをやめなければと思うけど、それでやめられるなら苦労はしないのです。

やめたいと思ってデジタルデトックスについて調べてみても「スマホやパソコンを一切見ないで過ごそう!」みたいな、それ普通に日常生活で困るだろという方法も出てきます。
確かにそれができれば精神衛生上とても良いですし、環境的に可能ならやってみるべきです。
でも、社会生活をしている限りは難しいのでは?と思います。

ネットから完全に離れて必要な情報も得られないのは困るので「ネットは必要な時だけ利用して無駄なネットサーフィンはしない」ことを目指すのが現実的ではないでしょうか。
ただ、それを頭では理解していても、ネットにハマってしまった人が「無駄なネットサーフィンをやめよう」と決意したところで、簡単にはやめられません。

ツイッターは、昔の私のようにタイムラインを全部読んでしまうのをやめられないし、他のSNSでも同じことになるでしょう。YouTubeも、好きで登録しているチャンネルだけを見ればいいのに、おすすめに出てくる余計な動画を時間がある限り延々と見続けて、そのうち不快な動画やサムネが目に入ってしまって後悔するというオチが待っています。

匿名掲示板やまとめサイトも、時間がある限り延々と読み続けるうちに不快な内容に当たって死ぬほど疲れて、ただ時間を無駄にしただけという結果になった時の虚しさは計り知れません。

明確にそれを見ようと決めていたわけでもない、ただ流れてきて目に付いただけのもの、不快な上に自分とは一切関係が無くて見る意味は無いはずのものを、なぜか延々と見続けてしまうネットの罠にハマっている…そんな愚かな自分に嫌気がさしている人は、私以外にもたくさんいるはずです。

ただ、五十年近く生きてみると、そうして中毒になっている状態は「永遠には続かない」ことが分かってきました。やめられないうちは抜け出すのが難しいのは確かですが、それが本当に自分が死ぬまで続くのかと言うと、きっとそんなことはありません。

私も数年間ツイッター中毒で苦しみましたが、2013年についに退会しました。
やめられなくて苦しんでいた数年間も、やめてから後遺症で苦しんでいた数年間も、とても長くてつらかったけど、今はもう終わりました。まさに「時間が解決してくれた」という感じです。

YouTubeや匿名掲示板やまとめサイトの無限閲覧地獄についても、私の経験上、一定の周期で飽きてやめて、また何かのきっかけで再度ハマるというパターンになりがちです。やめても結局戻ってしまうのはどうなのかと思いつつ、それでも一応「一旦やめる」ことはできていますし、それを何度も繰り返していくうちに、たとえ遠い未来であっても抜け出せる時が来るかもしれません。

本当は自分の強い意志でやめるのが一番カッコイイのだけど「苦しみすぎて限界が来た」とか「とことんやりまくって飽きた」とかいう理由でも、結果的にやめられたのなら良いと思います。
何であろうと「同じ状態は永遠には続かない」のだと、そこそこ長く生きてみて分かりました。

今、苦しい思いをしている人、それはいつか必ず終わる時が来ます。
何年か後には苦しみは薄れているでしょうし、何十年か後には笑い話にできるでしょう。
私もババアになるにつれて分かってきました。そのことに感謝する2021年の終わりでした。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. るかな より:

    ヒロコさんこんにちは。
    いつも楽しく読んでいます。

    私は10年以上前の嫌な出来事を突然思い出したり、今は今でネットとか関係なしに悩み苦しんでいます。

    けれどこの記事を見て、その状態はずっとは続かないと思うと頑張れそうです。
    嫌な思い出を突然思い出すのも、もう少し年月が経てば少なくなっていくのかもと思いたいです。

    時間は最高の治療薬なんですね。
    数十年後には今の私の状態も笑い話にできると思って、なんとか耐えたいです。
    すごく励みになった記事でした。ありがとうございます。

  2. ヒロコ1号 より:

    >るかなさん
    こんにちは。私もよく、10年以上前の嫌な出来事を突然思い出して「うわあああ!」となっていたものですが、最近は歳のせいか、思い出しても以前ほど苦しくなくなりました。

    もっと早く簡単に忘れられれば良いのだけど、それができる性格ならそもそも最初から悩んでいない気もします。「すぐに忘れられない自分」や「苦しむ自分」をダメだと否定せず、不器用でもこれが自分のやり方だと受け入れて、静かに待つのがいいのかなと思います。

    最終的に「嫌な出来事の内容は覚えていても、その時の嫌な感情は薄れている」状態になればとてもラクになります。そのためにはやはり、長い時間が必要になりますね。