顔だけイラストと顔だけ絵師について

最近、ネット上で「顔だけとかバストアップだけの絵をSNSに連投するヤツがウザイ」とか「全部同じ向きで同じ表情の顔だけイラストを何枚も上げてるヤツ何なの?」とか愚痴っている人を見かけたのですが…そんなことある!?どんだけ下手くそでも、そこまでのことある!?

少なくとも、私は同人をしていた頃、そのような現象に遭遇したことはありませんでした。
いわゆる「下手なのに多作」という、私のような人間は大昔もいましたけど、それでもバストアップ絵だけを何枚も上げ続けるような人はいなかった記憶があるので、今の同人界隈にはそんな人がいるのかと驚いてしまいました。まあ実際に現場を見ていないので、真偽は不明なのですが。

今の私には現場を見る手段が無いため、真相は現役で活動している人に聞くしかありません。
ただ、ひとつ考えられるのは、大昔は同人活動を始める年齢の平均が今よりも高くて、バストアップしか描けないような人がいきなり同人の世界に入ってくる確率は低かったです。

でも現在の同人界隈は、もう「初心者や年少者が簡単に入ってこられない世界」ではないし、今の若者は小学生の頃からSNSに触れているし、絵をネットに上げるハードルは昔と比べてとんでもなく低いのです。だから、令和時代の同人界隈ではそういうこともあるのかなー…という感じです。

ところで「顔だけ」や「バストアップ」という言葉を聞くと「顔だけでしかも下手な絵」が真っ先に思い浮かびますが、一方で「顔だけしか描かれていないけど美麗な絵」というのも存在します。

オタクイラストでキャラの顔を美しく描けることは、ものすごいアドバンテージです。
特にSNSで映えることを優先させるなら、ゴチャゴチャ考えるよりも美しい顔をバーンと描いたほうがROMさんにはウケますし、映える顔を描けるのもその人の実力です。

それでも絵を描く側の人は「顔だけ絵師」をバカにする人が多いです。
それは、描く側の人は身体や背景などをきちんと描く大変さを知っているからです。
難しい構図の絵よりも、顔だけの絵のほうがウケていると、腹が立つのも分かります。
でもなー、それはしょうがないんですよ(´・ω・`)絵もまた、結果がすべてなのです。

それはそれとして、同じ人の同じような絵がSNS(ピクシブなら、ジャンル名タグやキャラ名タグでしょうか?)で連投されて他の人の絵が流されていると、鬱陶しいと感じるのも分かります。

こういう話を聞くと、やはりSNSは自分だけの場所ではなくて、他の人達と一緒に使っている公共の場なのだなと理解できます。そこでマイホームである個人サイトの出番です。
個人サイトなら、どんな絵を何枚連投しようが誰にも迷惑はかからないのでオススメです。

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コメント

  1. そに より:

    バストアップの絵はインパクトありますし、流行りのウケやすい顔がありますね。
    確かにおっしゃる通り、気軽にデジタルでどんな人でも絵がかけて、snsに掲載できる今は昔と比べてオタク絵の若年齢層が増えているのではと思います。
    身体的にも、年齢関係なく気持ち的にも若い方はパワーがありますから、好きな絵を何枚でも描けますし、連投して目立ち、構図やらにこだわりをもって一生懸命描いて、やっとの思いで絵を掲載した人の絵も流され「ウザイ」と言われてしまう。
    絵を描くことはものすごく疲れますから、こだわった絵がウケないとさらにモヤモヤしてしまう。思うようにいかない、わかる気がします。
    何度も同じような絵を見るのは飽きますし、ミュートにしても避けても避けても流れてくるのがsns。ストレスですね。
    人間ですのでどう思うかは仕方がないと思いますが、それが、悪口となってsnsで発信される、不特定多数から共感を呼ぶ、そこが、恐ろしいなと感じました。
    負の連鎖にいい影響はないでしょう。
    連投するのは迷惑行為かもしれませんが、明確なルールはありませんし、おそらく見てほしいわけですから、個人サイトを開設するより拡散力のあるsnsからは離れないかなと思います。
    個人的には、愚痴を言っている方こそそういうところから離れて、個人サイトで思う存分実力を上げるなり、気にせず、気持ちよく創作をしてほしいと思います。
    きっと、悪口や妬みがでてしまうくらいの負けず嫌いと、絵への情熱があるはずですから時間がもったいないなと思いました。

  2. ヒロコ1号 より:

    >そにさん
    私は高校生の頃に同人を始めましたが、当時はネットが無かったので、たまたまオタクの友達ができて同人のことを教えてもらえなければ、その年齢では始められませんでした。
    今は、そういう機会が無くても、ネット上に同人の話題が溢れていますよね。

    私がピクシブを始めたのは三十過ぎてからで、個人サイトとの違いも理解していたので「たくさん描けても連投したら迷惑だから、投稿するのを少し待とう」みたいな発想が普通にありました。でも、もし自分が小学生の頃にピクシブがあったら、何も考えずに連投していたかもしれません。自分と境遇が違う人の立場に立って考えるのは、とても難しいです。

    SNSの使い方については、考えが合わない人とはどうしても対立してしまいます。個人サイトなら、一日何枚アップしても、同じ絵を何度も修正して上げ直しても大丈夫なのになと、いつも思います。そして確かに、愚痴っている側の人達も、個人サイトのほうが心穏やかに創作できるでしょうね。SNSしか知らない人には理解できないのかなと思うと残念です。

    あと、個人サイトは見てもらえないという言い分も、私にはそういう経験が無いので全然分かりません。サーチなどに登録して真面目に更新していれば、本当にその人の作品を見たいと思った人が見に来てくれます。SNSの拡散は、それこそ「ウザイ」と思っている人達にも拡散されて、見られはするけど好意的な視線かどうかは分かったものではありませんよ。

  3. うさぎ より:

    こんにちは、私は最初に同人に触れたのがイラスト投稿雑誌(懐かしのファンロード)だったのですが、そういった雑誌の見開きページが全部顔のアップイラストだったら…と想像するととてもシュールですね。今手元に雑誌があったのでパラパラめくってみましたが、皆さん全身だったり複数人数だったり多種多様な構図で描かれていてとてもバラエティーに富んでいるし、作品愛を感じて楽しいです。

    顔だけ絵師が増えたのはSNSが主流になったというのもあるし、スマホで作品を閲覧するユーザーが増えたことも大きいと思います。スマホだとサイズの関係上、どうしても全身絵や細かく描き込んだ絵は魅力が伝わりづらく、相応しい(という言い方もおかしいかもしれないですが)評価が得られないことが多いです。それに加え全身絵は描くのがとても難しいので、敬遠する人が多いのも納得という感じがします。

    周囲を気にせずに好きなだけ投稿できる場として個人サイトはとても良いですし、そこまでハードルが高くない方法として今はポイピクなどマイナーめな投稿サイトもタグや設定を工夫すれば他者の検索を汚染せずに投稿することが可能だったりするので、おそらくですが連投をウザがられている人はあえてそこに投稿したいのだと思います…もしくはまだ投稿を始めたばかりでそこしか投稿場所を知らないのかもしれませんが。

    話は戻りますが、SNSが主流になってからの創作界隈はそれまでは見ていなかった層がROMに加わり、年々その割合が増え、創作者もそういった人たちの趣向に合わせるようになり、昔のような創作する立場の人間から見て良いと思えるような作品が減っているな…と感じます。そのことについては時代の流れとして受け入れないといけないし、あまり懐古厨のようにはなりたくないのですが、時々少し寂しいなとは思ってしまいます。

  4. ヒロコ1号 より:

    >うさぎさん
    こんにちは。ファンロード、めちゃくちゃ懐かしいですね!
    ファンロードは他の雑誌よりも投稿イラストのレベルが高くて、かなり上手くないと掲載されなかったイメージがあります。でも、当時ファンロードに載せてもらえるほどのレベルではなかった人達も、さすがに顔アップしか描けないということはありませんでした。

    言われてみれば、今はスマホで見るのが普通なんですよね。このブログも、パソコンよりスマホで見ている人のほうが多いと知った時は腰が抜けましたし、スマホで見た時にどう見えるかを一番気にしないといけないのだなと意識をアップデートするのに苦労しました。

    でも私は、スマホで見ていて画面が小さくても、自分がいいと思う絵を選ぶ基準は何も変わらないので、そんなことで空気が変わってしまうのかと驚いています。
    創作界隈の変化は、私の場合「もう自分は引退したから関係ない」で切り捨てる最終手段がありますが、現役で寂しさを感じている人もいると思うと心苦しいです。

    確かに連投する人達は、人が少ない所は使いたくないとか、そこしか投稿場所を知らない可能性もありますね。でも、まさかとは思いますが、同じタグに連投するとそこが自分の絵だけで埋まってしまうということ自体に気付いていない人も…いる…?…というホラー展開が私の脳内に浮かびかけましたが、いやまさか、聞かなかったことにしてください。

  5. 引退した者です より:

    こんばんは。連投が鬱陶しく感じたことは私もありました。
    好きだったジャンルで若年層のファンが一気に増えた際、pixivで落書きや似たようなイラストの連投がすごかったです。しかもタグ付けも間違っている人が多くて、検索結果がカオスだったことがありました…(´;ω;`)

    昔だと、お絵描き掲示板などを使った経験から「連投禁止」のマナーは自然に身に付いていた気がします。もし守れてない人がいれば、管理人さんに注意されたんじゃないかと思うのですが、今の若い方だと同じ経験はしていないんですよね。

    また個人サイトの運営経験があると、ブラウザでの表示確認やサーチからの検索結果を確認する習慣が付いているので、pixivでもタグの検索結果を確認するのが私は普通だったのですが、それも若い方だと習慣ではないのでしょうね。
    だから連投は悪気ではなかったり、複数枚をまとめる機能を知らなかったりなのかな…?とは思いました。

    タグ付けに関しても、賑わっていた頃のpixivなら、誰かが追加タグで修正してくれたかもしれないですけど…。
    私の話は2~3年前のことで、その頃のpixivはもう静かでしたから、連投を注意するとか、タグ間違いを修正するとかいう雰囲気ではなかった感じがします。私自身も引退を決めていましたので、カオスになってしまった検索結果、それが好きだったジャンルの最後の記憶になっています。

    思い返すと、昔(2000年代)の同人活動では、ネットマナーがもっと厳しかったかもしれません。
    その頃まだ若手だった私は、古参さん達に「若い子はダメね」と思われたくなくて、信頼されて仲間に入りたいという気持ちが強かったし、古参さん達もネットについては初心者だったから、みんなでマナーに気をつけていた印象がありました。
    「自分達の居場所は自分達で守っていく」みたいな自治意識が高かったのかもしれないですね。

  6. ヒロコ1号 より:

    >引退した者ですさん
    こんばんは。ネットで見ただけの話なのでデマの可能性も考えていましたが、実際にあることなのですね。私がピクシブを使っていたのは今から十年ほど前で、おそらく一番人が多くて賑わっていた頃だったので、連投やタグ間違いがあれば注意する人がいたと思います。
    ピクシブもそんなに静かになってしまったのですね…そのことにも驚いています。

    お絵描き掲示板は、みんなで一つの場所に投稿しているという感覚が明確でしたが、ピクシブのタグ検索の結果は自発的に確認しないと分かりません。いや、自分が投稿したタグの検索結果は絶対に確認するだろうと私も思いますし、確認しないという発想が無かったわという感じですが、しない人もいますと言われたら仕方がありません。

    昔のツールは機能もシンプルでしたが、ピクシブはすべての機能を把握せずに使っている人もいるでしょうし、複数枚をまとめる機能を知らない可能性もありそうです。
    私がそういう年齢の時はネットが無かったので、すべて必死に想像している状態ですが、いずれにしろ好きなジャンルの検索結果がカオスになってしまったのはつらかったですね。

    大昔の同人マナーって、個人的には、苦労して覚えるようなものでもなくて、トラブル無く活動するために普通にやるべきことという感じでした。オタク趣味がバカにされていた時代だからこそ「自分達の居場所は自分達で守っていく」という気持ちがありましたね。でも今は残念なことになっているようで、私は直接見ることが無くて良かったかもしれません。

  7. 引退した者です より:

    こんにちは。もうひとつお話したいことがあり、度々すみません。
    検索結果がカオスの話は、実は結構ショックで悲しかった出来事でした。でも文章では感情を出さずに書くよう努力したので、それでもつらかった点をくみ取ってもらえて嬉しかったです。

    タグの件は、今回の記事の内容とは離れてしまうのですが「魔の5作目」についての出来事です。
    仮に「同人最高」というタイトルの作品だとすると、5作目は「同人最高5」になるのですが、これを「同人最高」タグのみで投稿する新規ファンが大量にいたという話です。
    そうなると、検索結果としては1作目と5作目の区別ができなくなります。もしシリーズ名として「同人最高」タグを付けたとしても、「同人最高5」タグを併記してくれれば、ミュートかマイナス検索が効くのですが…。

    当時、私は困って「魔の5作目を経験した人達はどう対処したんだろう?相談できたらいいのに…」と思ったのですが、賑わっていた頃のpixivなら、放置されることはなかったですよね(^_^;)
    連投も勘弁してほしいですが、大勢のオタクがタイトル間違いというのが、私的には驚きの出来事でした。今考えると、pixivとしては時期が悪かったのでしょうし、二次創作をするオタクの質が変わってきた…ということなのかもしれませんね。

  8. ヒロコ1号 より:

    >引退した者ですさん
    こんにちは。検索結果がそんな理由でカオスになるなんて、もし私が好きなジャンルで同じことが起こったら、私も相当なショックを受けると思います。
    その悲しみはしっかり伝わってきましたので、私も無視はできませんでした。

    二次創作をするほどのオタクなら、作品タイトルの違いにはこだわりを持つのが当然だと思うので、タイトルを間違える人が大勢いるなんて信じられません。それだと、シリーズ物の作品全般で同じことが起こる可能性があり、ROMの人も閲覧する気が失せそうです。

    私はこの記事を書いた時「その愚痴書き込みは釣りですよ!」と指摘されて「釣られましたスミマセン!」となることを内心望んでいたのですが、多分これ事実なのですよね。
    今考えると、私の同人熱は絶妙なタイミングで冷めた気がしていて「あの時に引退しておいて良かった」なんて思いたくないけど、きっと本当に良いタイミングだったのでしょうね。