同人活動の思い出/雑誌の同人誌コーナーと個人情報の取り扱いの思い出

1997年に作った同人誌が出てきました。1冊だけ手元に残していたやつです。

サムライスピリッツのRPG「武士道烈伝」のオールキャラ本です。
当時入っていた会員制サークルで知り合った人と一緒に作った合同誌です。
表紙は私が描いて、裏表紙はその人が描いて、中身は半分ずつ描いています。

この頃はまだネットも無くパソコンも持っていなかったので、表紙のカラー原稿は水彩色鉛筆とサインペンで塗って、バックの緑色はカラートーンを貼りました。

中身はアナログ原稿で、こんな感じです。

この本は、今は無き「ネオジオフリーク」の同人誌コーナーでも紹介されました。

今はもう手元には残っていないのですが、雑誌には私の当時の住所も掲載されていました。
私はこの頃はゲームジャンルにいたので、当時の「ネオジオフリーク」以外のゲーム雑誌の同人誌コーナーでも、自分の本をよく紹介してもらっていました。

昔は、今の感覚では信じられないほど、個人情報の取り扱いがガバガバでした。
同人誌やグッズの頒布も、サークルの会員募集も、みんな雑誌に住所氏名を載せてもらって、手紙でやり取りしていました。一部の大手サークルは局留めなどを利用していましたが、ほとんどの人は普通に自宅住所を公開していました。

私は何度も引越して住所が変わっているからいいけど、ずっと同じところに住んでいる人は、こういう昔の雑誌から自宅をつきとめられる可能性もあると思います。

幸運なことに、私は住所を公開したせいで大変な目にあったという経験はありません。
でも中には、嫌がらせをされた人もいたみたいです。
そういったトラブルが起こるようになってからは、雑誌側も住所氏名を掲載することはやめるようになり、同人誌の奥付にもメールアドレスなどしか書かないというやり方が広まっていきました。

私が昔作った本の奥付にも住所が書いてありますが、今は引っ越して違う住所です。
当時は、個人情報の取り扱いがそんなに厳しくなるなんて、予想もしていませんでした。

ネットのおかげで、住所氏名を晒さなくても他の方法で連絡が取れるようになったので、そこはとても便利になったと思います。でもあの昔の雑誌の、思いっきり私の住所と本名が載っていたユルい空気も、個人的に恋しく思っています。

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コメント

  1. uge-t より:

    別記事で初めてコメントさせていただいてまだウロウロしています。…やはりいろいろ疲れているのかもしれません(笑)ま、そんなことは置いといて…。

    画風にひっかかりながらもすぐに気づきませんでしたが、こちらのサムスピのご本で納得!内容覚えてますよ!!プロフィールも拝見。ああ、同年代…。長らく精力的に活動されてたんですね。本当にお疲れ様でした!引退後はその濃厚な経験をいかして魅力的なブログ活動。やはり尊敬ですね。あらためて、今後もおじゃまさせていただきますので宜しくお願いいたします。

  2. ヒロコ1号 より:

    >uge-tさん
    え…本当ですか?これはすごい巡り合わせです。たまに、私の現役時代に作品を見てくれていた人がこのブログに辿り着くことがありますが、この本はめちゃくちゃ古いものなので…
    今は同人もやめてしまって暴露話ばかりしているので、何だか申し訳ない気分です。
    絵柄は昔からあまり変化が無いので、分かる人には分かってしまうかもしれませんね。