同人活動の思い出/生まれて初めて二次創作を見た時の話

私は小さい頃から漫画を描いていましたが、二次創作の存在を知ったのは高校生の時でした。
高校でできたオタクの友達から「同人イベントに行こう」と誘われたのがすべての始まりだったのですが、その時の私は「同人イベント」が何なのか、実はよく分かっていませんでした。

当時の私は漫画やアニメに必死なオタクで、一次創作漫画も描いていたけど、二次創作の存在はまだ知りませんでした。今の時代なら、オタクが二次創作を知らないなんてあり得ないことですが、当時はインターネットが無かったのです。このことを考慮していただけると有難いです。

生まれて初めて行った同人イベントでは、本屋にあるものとは違う感じの薄い本がたくさん売られていました。私が知っている漫画のキャラが描かれているけど、公式とは違う画風です。
でも中身を読んでみたら、フィーリングですべてを理解しました(・∀・)

私の脳は、生まれて初めて見た二次創作に対して「これは、こういうモノだ」と瞬時に受け入れたのです。非公式の男同士のカプ(公式ではそんな関係ではない)も、公式の男女カプのエロ(公式ではエロシーンなど無い)も、キャラ崩壊しまくったギャグ漫画も、すべて普通に受け入れました。
当時は自覚していませんでしたが、今考えたらすごいことです。

二次創作を受け入れる素質が無い人は、そういう作品を見ても理解できないはずです。
特にBLは、ハマる人がいる一方で、見てトラウマになってしまったという人も存在します。
私は無事に(?)BLにもエロにも順応して、同人の世界に飛び込んでいくことになりました。

もちろん同人誌には一次創作や評論などのジャンルもありますし、私も一次創作本を出したこともありますが、それでも私個人の中では「同人=二次創作」という図式がとても強いです。
私は二次創作にハマったからこそ、雑誌への漫画投稿をやめて同人に走ったのです。

やがて、カップリング物以上に特殊な性癖も目にすることになりますが、その性癖自体が地雷だと思ったことは、実は無いかもしれません。自分の推しが特殊な目に遭っているのは嫌だけど、特殊性癖そのものは、そういう嗜好の創作物があってもいいと考えていました。

さらに言うと、公式設定が特殊性癖もアリな感じなら、推しのグロ作品も大丈夫でした。
一方で、相手違いの対抗カプは、全年齢向でも不快で吐き気がしていました。

何が無理で何が大丈夫かという基準は人それぞれで、本人にしか理解できないものです。
なので、二次創作そのものに対する耐性もそうなのかもしれないと、今更気付きました。
私はたまたま、二次創作を受け入れられる脳だったので、そういう道を辿ったということです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. うさぎ より:

    こんにちは、記事を読んで私の二次創作との出会いはどんなだったっけ?と思い出してみたら懐かしくなり語りたくなったので書き込み失礼します
    私の場合はたしか小6の時に古本屋で当時ハマっていた作品のアンソロジーを手にしたことだったかと思います
    当時私はそれを同人作品が載っているものとはわからず、何か公式関連が出している本だと思い(というより公式以外が出版しているという発想がなかったです)手に取りました
    内容はわりとガッツリ非公式カプ要素ありだったと記憶しています
    当時それについてどう感じたか詳細は忘れましたが私もなんとなくそれを普通に受け入れていたと思います…そしてそこから数珠つなぎに色々なことを知っていきどっぷりと同人の世界へ…\(^o^)/

    …とこんな感じの同人世界のデビューでしたが、たしかにこのアンソロジーも人によってはトラウマに感じて同人というもの自体に嫌悪感を持つ人がいてもおかしくないことだと今になって思いハッとました
    しかも紙の本を入手してしまっているので処理にも困ったりする場合もあるでしょうし…(子どもの立場だとこっそり物を捨てるにも一苦労したりします)
    でも当時の同人のアングラ感?というか秘密の世界のような感じが私はとても好きでした
    当時の同人誌はセリフも手描きだったり、アナログで素人の趣味という感じが今より強く、なんだか秘密クラブの会報のようだなぁと思っていました

    長くなってしまった上に微妙に記事の内容からズレてしまいましたが(^^;)懐かしいことを思い出させていただいてありがとうございました

  2. ヒロコ1号 より:

    >うさぎさん
    こんにちは。個人ではなく出版社が出している二次創作のアンソロジー本というのもありましたよね。アレの存在は、深掘りするといろいろマズイ気がしますが、昔は私もよく買っていました。個人が作った同人誌と違って、公式の本だと勘違いされやすかったと思います。

    非オタクの人の話を聞いていると、まさに公式の本だと勘違いして二次創作のアンソロジー本を買ってしまって、読んで驚いて嫌悪感を持ったというケースも実際にあります。
    これは、大丈夫な側からすれば、どんなに想像力を働かせても理解できない感覚です。
    どうして私は大丈夫だったんだろう?と、今更ながらとても不思議です。

    私が初めて二次創作を見たのは高校生の時でしたが、もし中学生や小学生の段階で目にしていたとしても、普通に受け入れていただろうという確信があります。
    何故受け入れることができたのかは、自分でも上手く説明できません。
    何故だか分からないけど一瞬で理解して好きになった、としか言えないんですよね。

    私も、最初の頃に作っていた同人誌のセリフはすべて手書きでした。
    デジタルが普及してから、手書きの文字が減っていった記憶があります。
    昔のアングラ感は私も大好きでした。懐かしい気持ちになっていただけたなら幸いです。

  3. 中年の冒険 より:

    こんにちは。
    懐かしい記憶が甦りました。

    私が二次創作の同人誌を読んだのは大学に入ってから、軽く30年前のことです。大学の友達から借りました。小説や漫画など(当時の私はアニメを観る習慣がありませんでした)の話で盛り上がる仲になった後、いま商業で活躍している人たちが、こういうものも出しているよと二次創作の存在を教えてくれました。

    元作品(原作)は連載中のもの・完結したもの両方で、漫画も小説もありました。内容は男同士のエロ・ほのぼのギャグなど様々でした。ページを開くと「おおお…」全く知らなかった世界に圧倒されました。私も「これは、こういうモノだ」とすんなり受け入れ、どれも楽しく読みました。

    彼女と私は同じキャラにハマり、亡くなった時は本気で大泣きした過去が共にあり、通じるものがありました。それでもよく貸してくれたなぁと思います。

    書いているうちに思い出した追加です。
    友達と同級生男子が同人誌の貸し借りをしている場に居合わせ、何気なく「それ(袋に入って見えない)は何?」と聞いたのが始まりでした。

    そして友達は今で言う神絵師だったかもしれません。あちこち原稿を頼まれて大変、イラストだけでもと軽く言われて困る、と言っていました。練習中だとルーズリーフに描いた少年漫画のキャラのどアップや身体のデッサンなどを見せてもらい、今思い出してもめちゃくちゃ上手でした。

  4. ヒロコ1号 より:

    >中年の冒険さん
    こんにちは。ネットが無かった時代は、同人関係のことは、リアルで教えてくれる人に出会えないと、なかなか知る機会がありませんでしたね。教える側の人も、確実に理解してくれると判断した相手にしか教えないはずです。私の高校時代の友達も、私は同人イベントに連れて行っても大丈夫なヤツだと判断したからこそ誘ってくれたのだと思います。

    私は、初見で受け入れると同時に「これ著作権とか大丈夫なのかな?」とも考えました。
    でもそれ以上に二次創作の世界は魅力的で、この世界には、私がこれまで出会えなかった本当の仲間がいると確信しました。この時点ではまだ、オタクの友達はいても推しが同じ友達は身近にいなかったので、さらなる仲間を求めて行動することになります。

    同人界隈ではなく学校で出会った神絵師の友達は、私にもいました。明らかに画力が他の人とは違う上に締め切りも守れる人だったので、卒業後は絵を仕事にしていました。
    高校~大学時代は、絵を描いている人は多かれ少なかれオタクで同人の知識もあった記憶があります。ネットが無くても、リアルで同類同士が引き寄せられていたという感じでした。

  5. 引退した者です より:

    こんにちは。
    私の場合は、同人誌の実物よりも先に情報が入ってきて、BLもエロも自然に受け入れていた気がします。
    中学生の頃はオタク仲間とイラスト交換をしており、そのうちの一人がお姉さんとイベントに行った話を聞きました。中3になると夏で部活動引退なので、それを機に同人活動を始めた子もいました。オススメ作品や雑談のお手紙を、綺麗な同人便箋に書いてくれて嬉しかったです。

    確かアニメ雑誌の読者ページの一部に「同人誌紹介コーナー」があって、そこに小さく載っていた表紙が、私が初めて見た同人誌かもしれません。
    その当時の読者ページは、軽いBLネタならイラストも文章も普通に掲載されていました。高校は漫画研究部で部員が腐女子だったので、その手の話題にはすっかり慣れていました。

    同人活動している部員に近隣のイベント情報を聞いたら、過去のパンフレットをくれて「県内のイベントは中学生レベルなので、正直オススメしない。それに引退ちゃん(私)の好きなジャンルは、コミケくらいの規模じゃないと無いよ。」と教えてくれました。私はなるほどと思い、県内イベントはやめましたが、初めて見たサークルカットはとても楽しそうで憧れました。

    ちょうどその頃から個人サイトが流行り始めていたので、私はPCから二次創作を見ていて、そのうち自分のサイトも開設しました。紙の本を手にしたのはそれより後だったと思います。

    私にとっては二次創作や同人の世界はごく当たり前に存在するものだったのですが、漫画やゲームが好きでも、二次創作とは無縁に楽しんでる方もいますよね。
    近年の乙女ゲームで、公式がBLや百合の要素を入れ込んできて、ショックを受けた人の悲しみのブログを読んだことがあります。乙女ゲームファンには、普通のラブストーリー好きや夢女子もいるのに、むごいことをするなぁと思いました。

  6. ヒロコ1号 より:

    >引退した者ですさん
    こんにちは。私は中学時代までは本当に周囲にオタクがいなくて、高校でオタクの友達に出会えなければ、同人の世界を知るのはもう少し先になっていたと思います。
    高校のクラブは、漫画研究部という名前ではなかったけどオタク系のクラブで、オタク男子も腐女子も両方いました。この部が、私の学生時代の部活動の中で最も楽しかったです。

    確かに、昔のアニメ雑誌の読者ページって、軽いBLネタも普通に掲載されていましたね。
    ていうか、同人誌紹介コーナーでも、BL二次創作本が普通に紹介されていました。
    こういうのは、今の時代のほうが、細かい配慮を求められて厳しそうだなと感じます。
    自分は平気だから良かったけど、大昔のガバガバ具合は本当にすごかったです。

    地方のイベントは、旬のジャンルでないと本が無かったり、本よりもグッズがメインだったりするので、本気で好きなジャンルの本が欲しいなら東京に行くほうがいいのは確かです。
    でも、あの身内だけでのんびり楽しんでいた感じも、今振り返ればいい思い出です。

    乙女ゲームにBLや百合の要素を入れるのは、無理な人にはキツイでしょうね。
    公式も商売なので、そうしたほうが売れると判断したのかもしれませんが、腐女子は公式に腐要素が無くても勝手に妄想しますし、狙いすぎると逆に冷めたりするので、基本的には乙女ゲームのターゲット層が普通に楽しめる内容にしたほうがいいと思います。

  7. 匿名 より:

    こんにちは。はじめまして。
    創作を引退した人のその後を探しているのですが
    中々見つからなかったので、このブログがとても助かりました!

    「創作 やめた」「同人 引退」「創作 つまらなくなった」
    などで色々調べているのですが、個人的に創作・同人の
    引退理由として非常に気になっているのが「気力」です。
    (もう一つは「筆を折られる」です)

    伸びてた人が急に更新が止まったり徐々に止まって、久しぶりに
    ブログやTwitterが更新されたと思うと

    「ちょっと、気力が無くて」「もう、気力が沸かなくて」
    「私生活で色々ありまして気力が沸かず、もう創作は引退しようと思います」
    「これまで唯一の趣味であり居場所であり生きる理由でしたが、もう気力も尽きてしまい創作及び同人などのオタ活は引退します」

    このような事があると、残念ですが非常に不思議でした
    多くの創作者が筆を折る理由であり引退に追い込まれるある意味
    最強のアンチとも言える「気力」とは何なのでしょうか?

    いきなりの質問ですみません

  8. ヒロコ1号 より:

    >匿名さん
    はじめまして。そうですね、私の場合は、本当にある日突然、創作したいという気持ちが無くなりました。それまでは、毎日妄想して創作するのが楽しくて仕方がなかったのですが、急に冷めて、楽しいと感じなくなりました。自分でも不思議に思っています。

    私は「ただ急に何となく」で冷めましたが、気力が無くなる理由は人それぞれです。
    私生活が忙しくなったり不幸なことがあったりして、創作どころではなくなったというのはよく聞く話です。たとえ伸びていても、本人のやる気が無くなったのならもう無理です。

    気力を無くして引退した人が、その後にネットで事情を語るなんて、それこそ気力が無いので難しいでしょうね。私のブログは特殊なケースだと思います。その人の作品が好きだった人にとっては残念でしょうが、そっとしておいてあげてほしいというのが本音です。

  9. 匿名 より:

    >ヒロコ1号 さん

    ご返信、ありがとうございます。
    気力が無くなる、という事に関して本当に気になっていたので
    このブログでいつも勉強させていただいておりました。

    気力に関してお返事いただき、嬉しいです。
    (もう本当になぜ人気だったり実力がある人でも気力が無くなり
    引退されたりとても創作やオタ活を継続出来なくなっているか気になってしょうがなかったのです)

  10. ヒロコ1号 より:

    >匿名さん
    人気や実力がある人でも、それとは関係無くやめたくなることはあります。人気があるからやめるのはもったいないと考えられる人は、まだまだ元気ではないかと思います。本当に心が折れたら、そんなことは関係ありません。また、実はもっと詳しい理由があるけど、説明するのもつらいので「気力が無くなった」という言葉を使う人もいるかもしれませんね。

  11. 酉之水炊 より:

    こんにちは。

    自分が二次創作という概念を知ったのは、中高大の時に通い詰めていた某漫画の公式サイトが切欠でした。
    ネットに触れる前から好きなゲーム作品のファンアートをオフラインで描いていましたが、それをネットで交流し同人誌を作る程の狂気と熱意を持った人たちがいるというのは知りませんでした。

    その公式サイトではファン同士が交流したり、作者側が定期的に開催しているファンアートコーナー等があり、ここで初めて二次創作という概念を知りました。
    今思えば作者サイド自ら「ファンアート応募してね!」っていうのは物凄いレアケースだったと思います。
    ただ公式サイトの為、幾ら原作がグロ描写のある青年漫画とはいえ、匂わせ程度の下ネタはいいけれどゴリゴリの18禁はファンアート応募・ファン交流共に暗黙の了解でNGでした。
    しかし、ある日突然大きなお姉さま方がやってきて、当時主人公よりも人気だった男性キャラの18禁スレスレのBL妄想を公式サイトで堂々とするという珍事を、リアルタイムで目撃したのも今となっては貴重な経験です。
    これが私が人生初めてオン交流した「腐女子」と呼ばれるお姉さま方との出会いでした。
    ちなみに原作は腐女子が萌える要素がビタイチ無い様な泥臭い世界観でしたが、二次創作や妄想の世界にそんなもの関係ないんだ…とも思い知らされました。

    今だと特定されて滅茶苦茶叩かれる様な珍事でしたが、当時はSNSやネットがそれほど普及してなかったからこそ運よく命拾いしたんじゃないかなと思います。

  12. ヒロコ1号 より:

    >酉之水炊さん
    こんにちは。そこまでフレンドリーな公式サイトは、確かに珍しいですね。
    そういった雰囲気の公式サイトにファンアートのコーナーがあって、そこに腐女子が集まってきたという一連の出来事が、すべて昔だから許された(?)感があります。
    仰る通り、今だと炎上していた可能性が高そうです。

    ファンアートも歓迎という原作者さんもいますが、やはり一般的なファンアートと二次創作同人は違うものなので、特殊なほうの人間が自重しないといけないかなと考えています。
    公式サイトで暴れた腐女子達は、大人しく隠れている側の腐女子達からは痛いと思われていたはずですが、その妄想に触れて覚醒した人も中にはいただろうなと思います。

    世間の人達が「この作品は腐女子にウケなさそう」と思っても、腐女子がどう捉えるかは別の話なので「どうしてこの作品に腐女子が!?」と言われることも多いですよね。
    正直、男性キャラが二名いればどうとでもなるし、男性キャラがいなくても女性キャラを男体化することもできますし、モブを使ったり、人外や無機物でも萌える人はいますね。