同人界隈でジャンル者同士で交流している時に、同人と関係無い話をする人は、私にとってはかなり悪印象でした。引退して長い年月が経った今は、それもどうでもよくなりましたが、現役の頃の私は本当に、同人活動の場で同人と関係無い話をする人が嫌いでした。
何故そこまで嫌いだったのか?というのを、今回きちんと言語化してみます。
昔の私は「自分と同じジャンルの同人仲間」に常に飢えていました。
同じジャンルや同じカプに私と同じ熱量でハマっていて、公式の話も二次創作妄想も遠慮無く語り合える相手…これが私にとって、リアル生活で唯一満たされなかったものでした。
リアル生活で運良くオタクの友達ができても、ハマっているジャンルやカプまで同じという人には出会えなかったので、同人やネットの交流に縋るしか無かったという感じです。
同人活動をしていると、私が望むような交流をしてくれる人にも出会えた一方で、ジャンルで繋がったのにジャンルの話を全然しない人もいました。SNS時代は言うまでもありませんが、個人サイト時代でも、日記にジャンルそっちのけで仕事や家族の愚痴を書いている人もいました。

私は、同じジャンルの話ができる人に会えると期待して同人界隈で交流していたのに、関係無い話しかしない人は期待外れにも程があります。楽しく話ができた人もちゃんといたからこそ、ジャンルの話をしようとしない人がいることに余計に疑問を持っていました。
年齢や職業などのリアル事情は関係無く、同じものが好きな人同士で語り合えるのが、趣味の集まりの良いところだと私は考えています。これは同人以外の趣味でも同じだと思います。
同人で知り合ったのなら、リアル生活ではできない同人の話をするのが一番楽しいはずです。
同人と関係無い話をする人は、同人で知り合った人とも、リアル友達と同じように同人以外の話をしたいのか?と考えてみましたが、あの人達の話は、むしろリアル友達だからこそ言わないほうが良いような見苦しい内容が多かったので、本当に何が目的だったのか謎です。
ただ、今思えば、楽しく話ができた人達もちゃんといたのだから、話していて楽しくない人達のほうはスルーで良かったんですよね。当時は直接文句を言ったことは無かったけど、心の中ではスルーできていなかったので、無駄に思い悩んで損をしてしまったと後悔しています。
この記事の内容は、同人を引退して長い年月が経った後に、自分の内面を冷静に振り返って言語化したものです。昔の私だったら、自分の気持ちをここまで正確に説明できませんでした。文章を書くのが特別好きなわけではないけど、書くことによっていろいろな発見があるのは面白いです。
コメント
こんにちは。
私の場合需要を考えたら自然と話題が同人・オタク関連だけになった感じですね。
世間で創作する方や創作物を閲覧する方はどう思っているのかを以前調べた影響が大きいです。
結構この話題は匿名掲示板などだと盛り上がる(白熱する?)ようで興味深い…。
趣味縛りで運用しているサイトやアカウントであれば、日記やつぶやきの話題もそちらに寄せることが閲覧者にとってはノイズが少なく望ましい気がします。
個人の交流間ではそこまで顕著な例に遭遇することは稀でしたが、後々考えるとちょっと…と思う事例も結構ありました。
>ミナトさん
こんにちは。閲覧者が何を求めて自分のサイトやアカウントを見に来るのか?と考えたら、発信する内容はおのずと限定されますよね。もし、ジャンルの話題よりも管理人の個人情報を見たがる閲覧者がいるとしたら、その人達こそロクな人達ではないので、そういう人ばかりが見に来るような運用をしていると、ヲチられるだけで良い見方はしてもらえないのになと思います。
ネット上の日記やつぶやきなら無視すれば良いけど、オフ会でジャンルの話をしようとしても強引に違う話に持っていく人にはウンザリしていました。それは今する話じゃないだろ、リアルで聞いてくれる人がいないの?いや、リアル友達が聞いても面白くなさそうな内容だけど!と、心の中では突っ込みまくっていましたが、当時は黙るしか無かったので、今こうして告白しています。
こんにちは。何度かコメントさせて頂いております。
私も同人活動の場で私生活の話題を出す人は苦手でした。少しだけ「今日仕事で忙しくて~」ぐらいだと平気なのですが、余りにもリアルな生活が想像できる情報は見ていて気持ちのいいものではありませんでした。今現在でもそれは変わりません。
人生は色々と大変なことも多いから、せめてサイトやSNSで話したいという気持ちもわかります。けれども私にとってやはり同人は一貫して趣味活動なので、楽しい場として徹したいという思いがずっとありました。自身でもサイト運営していた頃は私生活の話題は出しませんでした(むしろ萌え語りだけで凄い分量になるので、私生活の話題が入り込む余地がないのです)。
サイト全盛期の時代は、今ほど発達していないインターネット(=リアルから解放された場)が一つの逃げ場だったという側面もあったのでは、と考えています。だからこそ萌えや創作に徹している人も多かった。今のネットはリアルと地続きになっている印象が強いです。
これもサイト全盛期の思い出ですが、私のハマったジャンルでは幸いなことに他の管理人さんも萌え語りや創作に徹している人ばかりだったので見ていて楽しかったです。むしろ個人情報を出さない人が多くて、年齢はもちろん社会人か学生なのかさえわからないままの人ばかりでした(そのうちの一人とは同CPで企画も催しました)。だからこそ、日記でほんの少しだけ管理人さんの情報がわかると逆に嬉しくなりました。
>こばっちさん
こんにちは。私生活の話も、せめて楽しい話ならまだ良いのですが、基本的にネガティブな話が圧倒的に多いため、関係無い上に不快な内容で余計に印象が悪いというのもあります。
趣味で繋がった相手にその話を聞かせて一体何を求めているのか?という感じでしたので、私はそういう人からはすぐに離れるようにしていました。
運用の仕方は自由だと頭では分かっていても、同人用のサイトやアカウントは創作や萌え語りをする場所で、無関係なことを発信しても見ている人は楽しくないだろうと私は考えてしまいます。
それに、こばっちさんの仰る通り、萌え語りをしていたら他の話をする余地はありませんよね。
自分も楽しんで、ジャンル目当てで見に来る人も楽しんでくれたら嬉しいと思っていました。
私は最初から、インターネットは同人活動のために使っていて、リアル生活とはまったく関係無いものという認識でした。でもSNSが登場してからは、それまでネットに詳しくなかった人達も簡単にネットを使えるようになって、ネットとリアルが地続きになっていった気がします。
そういう意味でも、私はやっぱりSNSが嫌いだなーと思います。
私も、過去に仲良くしていた人達は個人情報を出さない人ばかりでした。オフで会っていても、正確な年齢や個人情報は全然知らなかったけど、それでもジャンルの話で盛り上がって楽しく交流していました。逆に、個人情報は知っている(向こうが勝手に晒してきた)けど、その人の作品などは記憶に残っていなくて、何だったんだ?という人もいます。どちらが良いかという話ですね。