この話もいつか書こうと思っていましたが、そんな矢先に大変なことが起こりました。
2017年10月から「2ちゃんねる」が「5ちゃんねる」に変わりました!(・∀・)
またひとつの時代が過ぎ去ったのですね。
それはそれとして、今回は西暦2000年頃の思い出話をします。
当時のWEB同人界には今のSNSのような無法地帯は無くて、表向きの健全な交流はサイトの掲示板などで行い、裏で匿名で話したいことがあれば2ちゃんねるに書き込んでいました。
ある程度人が多いジャンルなら、2ちゃんねるの同人板にジャンル専用のスレッドがありました。
明るい話で盛り上がっている時は楽しかったけど、匿名掲示板なので荒れる時もありましたし、匿名ゆえに表ではできない晒しや叩きもありました。
今は、匿名じゃないのにすぐにバトルが始まるSNSの治安の悪さに驚いています。
2000年頃、私は生まれて初めて自分のサイトを作り、サイトの中で日記も書いていました。
ですがある日、購入した他サークルの同人誌の内容がどうしても気に入らなくて、その悪口を日記にかなり長文で、めちゃくちゃ口汚い感じで書いてしまったのです。
今思うと、逆にあの文章は保存しておけばよかった(今の無気力な自分にはとても書けない情熱的な罵倒だった)なんて思ってしまうのですが、まあ普通に黒歴史です。
そして当然、その日記を読んで「これはひどい」と思った人達によって、私のサイトは2ちゃんねるに晒されました。しかも、ジャンル関係のスレッドで話題になる程度ではなく、私個人を叩くための専用スレッドが立てられました。
その後は、私が叩いた本の作者の友達から抗議メールが来たり、作者本人からもメールが来たり、私のサイトの掲示板にも変な書き込みがあったりしました。
ただ、私はすぐに謝罪してサイトも閉鎖して、参加予定だったイベントもすべて欠席したので、それ以上の騒ぎにはならず、立てられたスレッドも止まって落ちていきました。
もしも「私は悪くない!」と開き直っていたら、伝説になっていたかもしれません。
私は少し活動を休止した後、やがて新しいジャンルにハマって名前を変えて復帰しましたが、気付いた人からツッコまれるということもありませんでした。
ちなみに、思わずWEB上で暴言を吐くほどの地雷作品に出会ったのは、これが初めてでした。
この経験は「自分の地雷とはどういうものか」を考える最初のきっかけになりました。
私がしたことは悪いことでしたが、その本が私にとって無理だったこともまた事実なのです。
自分も叩かれて、他人が叩かれているのも見てきて思ったことですが、他の分野ではどうだか知らないけど、少なくとも同人の世界では「いわれのない叩き」というものは無いと考えています。
問題の無い人なら、2ちゃんねるで名前やURLを晒されてもスルーされます。
少なくとも私は、この時のように本当にやらかした時は叩かれたけど「何もしていないのに不当に叩かれた」ことはありませんでした。
なので、2ちゃんねるに専スレを立てられて「こいつ自●すればいいのに」と書かれたこともある私ですが、2ちゃんねるは今も良い思い出の場所です。同人をやめた後はほとんど見なくなってしまいましたが、名前が変わっても場所が残るのは良いことです。
よく「2ちゃんねる=何でも晒して叩く悪」みたいに騒ぐ人もいますけど、そういう人に限って晒されそうなタイプなのが面白いです。痛くなければ晒されませんよ。
個人的には、某バカ発見器よりはまだマシなこと書いてあるんじゃね?と思っています。
まあ今はもう「2ちゃんねる」じゃなくて「5ちゃんねる」ですけどね。本当に驚きました。
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