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同人活動の思い出/個人サイトの注意書きの思い出を語ってみます

私が現役時代に作った同人サイト達は、閉鎖して消したものもあれば、今も倉庫として残しているものもあります。同人を引退したあとは展示作品を定期的に見直して、特に18禁作品はすべて削除する方向で整理してきました。理由は説明せずともご理解いただけるかと思います。

サイトから18禁コーナーを削除した際に、作品ページの前にある注意書きの文章を見てとても懐かしい気持ちになりました。コピペして保存しておいたので、以下に貼り付けてみます。

18歳未満の方。
性的な表現に不快感、嫌悪感を抱かれる方。
公式のキャラのイメージを壊されるのが嫌な方。
これらに当てはまる方は、この先の作品を閲覧しないでください。
この警告を無視して閲覧し不利益を被っても、当方は一切関知致しません。

これは、個人サイト全盛期にたくさんのサイトを見て回っていた人なら、親の顔より見た文面ではないかと思います。実際はこれに加えて、当然カップリング名なども表記していました。
もっと厳しいジャンルやナマモノの場合は、さらに細かい注意書きが必要になると思いますが、私はそういうジャンルは経験したことがないのでこれくらいで大丈夫でした。

こういった注意書きは、自分で一から考えるというよりは、他のサイトの注意書きを参考にして似たようなことを書く場合が多いです。言うべきことは結局どこも同じですので。
エロがあるから18歳未満は見るな!公式と無関係な二次創作だから嫌な人は見るな!この注意書きを乗り越えて見たならキモくても文句言うな!…という、自分を守るための定型文です。

自分で書いた注意書きを振り返って、昔はこんな警告をしないといけない作品も作っていたのだなあと懐かしんでいます。ですが、すでにサイトの内容を了承している人なら、注意書きなんて読まずに入っていたでしょうし、同人を知らない人が意図せずに来てしまった場合は、そもそもこの注意書きの意味を理解できるか怪しいので、これも結局作り手側の自己満足なのかもしれません。

それでもやはり、何かあった時のために、一応書いておくのが注意書きというものです。

でも中には、普遍的な内容からは外れた謎の注意書きをしていた人もいました。
当時の私は真面目に呆れていましたが、今思い返すと微笑ましく感じるから不思議です。

エロがあるから18歳未満は見るなというのは普遍的な内容だと思いますが、たまに「義務教育が終わっていないお子様は閲覧禁止!」というような書き方の人もいて「なんか無駄に高圧的!いやそもそも義務教育は中学までだから18歳未満(以下略)」と心の中でツッコんだことがあります。

あと「原作者や公式関係者は閲覧禁止!」という自意識過剰すぎる注意書きには「確かに見られたくはないけど原作者はこんなとこに来ねーよ!多分!」と心の中でツッコみ、さらに「私のリアルの知り合いは閲覧禁止!」というツッコミ所しかない注意書きには「分かるかよ!知り合いかどうか分かるほど個人情報載せてるなら今すぐやめろ!」と心の中でツッコみました。

ごく稀に「私のことが嫌いな人は閲覧禁止!」などと書く人もいて「そんなことを書くお前を今嫌いになったよ!初対面だけど!」と心の中でツッコんだり、最も傑作な注意書き(?)と言える「荒らし目的の人は閲覧禁止!」に対しては「それは荒らしを呼び寄せる呪文だよ!」と心の中でアドバイスしたり(それは直接言ってさしあげろ)まさにツッコミが追いつかない状態でした。

全部大昔の思い出です。現在進行形で個人サイトを拠点にしている人達は、落ち着いている人が多そうに見えるので、このような怪文書は書かないはずと勝手に夢見ています。

それにしても、現在SNSでワンクッション無しでエロ絵を投下して批判される人がいる一方で、昔の個人サイトも謎の注意書きで閲覧者を困惑させていたこともあったのだと考えると、今も昔も人の世界はこんなもんでいいのかなと、すべてをユルく受け入れることができそうな気もします。

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コメント

  1. はむちゃん より:

    長い注意書き、懐かしいですね。毒吐きネットマナーとかも懐かしいです。
    私もツイッター辞めてブログに移った際は公式や関係者とは関係ないこと、同性愛を扱う内容のこと、転載禁止、同人サイトのみリンクフリーっていう懐かしい注意書きをブログに載せています。
    最近は、ツイッターでの創作アカウントを公式に通報するいたずらが流行っていますので、ブログに移って良かったなと思っています。
    時間があるときに個人サイトもワードプレスで作ろうと思っています。
    ピクシブも昔より成人向けの内容の広告も増えましたし、今は男性向けの成人向けイラストが増え、全年齢向けのイラストでもわいせつな内容が増えて、トップページを開くだけで気持ち悪くなってきました。全然ピクシブはそういった事に対して取り締まっていません。
    倉庫として、個人サイトにも作品を移そうと思っています。

  2. ヒロコ1号 より:

    >はむちゃんさん
    内容を了承して見に来ている人はわざわざ読まないだろうけど、お約束として書いておく注意書きというものがありますよね。でも毒吐きネットマナーは、私はあまり好きではなかったので当時は話題に出しませんでした。どう考えても逆効果な言い方ばかりでしたから。

    ツイッターの創作アカウントを公式に通報って、普通に無意味な気がしますが、どういうことなのでしょうね?鍵無しだったら通報なんかしなくても公式にも見つかりそうですし、数が多すぎて放置するしかないのが現状でしょうから、いちいち通報されても困るのでは?
    嫌いな人をダメもとで通報して、もし消されればラッキーという感じなのかもですね。

    ピクシブの広告も、昔はもっと普通だったように思うのですが、今は空気が悪い感じになっているのですね。個人サイトがあればそちらのほうが快適なのは間違いありません。

  3. 綾瀬 より:

    注意書き懐かしいです。
    当時私が一番つっこみたいというか不思議に思っていたのが『荒らしお断り』です。
    あれ読んで「俺、荒らしだからやめとこ」とか思う荒らしがいるのかなと疑問に感じていました。

  4. ヒロコ1号 より:

    >綾瀬さん
    本当にその通りですよね。ほとんどの人は普通の注意書きを書いていましたが、たまに「どうしたんだこの人?」という感じのものがあったのも、今となっては懐かしい思い出です。
    荒らしお断りとわざわざ書くような人ほど、荒らされそうな言動をするのも、よく考えてみれば不思議なことです。この法則は今も昔も変わらないと思います。