人物の頬の表現で、モノクロ絵では頬に斜線を入れて、カラー絵では赤みがかった色を乗せているのを昔はよく見かけましたが、こういう描き方は今は減っているのでしょうか?
実際に描いてみると、以下のような感じです。

実は最近「頬に斜線を入れる表現は今はもう古いのでは?」という説が耳に入ってきまして、確かに言われてみればこの線って何?本当に必要?と、改めて考えてみました。
これはいわゆる「漫符」のひとつで、赤面している顔を表現する時は今でも普通に使われていると思いますが、逆に赤面していない時は斜線は必要無いと言われれば、それはそうなんですよね。
昔は、赤面とか関係無く自分の画風として常に頬に斜線を入れている人も多かったけど、令和時代になると、漫符的な表現を多用しすぎるのは古いという風潮になってきた感じがします。
ですが個人的には、頬の斜線に関しては、今でも現役の表現ではないかと思っています。
頬に斜線を入れたほうが見栄えが良いと思う人は入れたらいいですし、描いている本人の中できちんと意味のある表現なら、外野から何か言われても気にしないでほしいです。
ただ、私自身はどうだったかな?と、過去の自分の絵を確認してみたところ、頬の斜線や赤みの表現は有ったり無かったりだし、それも赤面などのシチュエーションに応じてきちんと使い分けている様子も無くて、自分は数十年間ガチで何も考えずに絵を描いてきたのだなと愕然としました。
そのことを深く反省して、今一度「頬の斜線や赤みは自分の絵に必要か?」と自問した結果、赤面していない時は別に要らないかなーという結論になりました。

よく「手癖だけで描いていると上手くなれない」と言われますが、頬の表現ひとつ取ってもその通りだなと思います。自分は何故こう描くのか?というのを、しっかり考えないといけませんね。
子供の頃の私はただ楽しいだけで描いていたし、同人をしていた頃の私は妄想を形にするのが目的だったので、自分の絵の描き方については何も考えていませんでした。
でも、私と同年代で子供の頃から描き続けている人達は、今はもっと上手くなっているのです。
というわけで、私は漫画投稿を十年くらいやって同人活動を二十年くらいやりましたが、それは無かったことにして「最近お絵描きを始めたばかりの初心者」という設定にしたほうがいいかなと考え中です。活動年数と実力が釣り合わないのは痛いぞと、若い頃の自分に説教しに行きたいです。
コメント