同人活動をしていた頃の私は「同人と言えば二次創作」という感覚で、一次創作の同人にあまり興味がありませんでした。でも、知り合いに誘われて、一度だけ一次創作オンリーのイベントにサークル参加をしたことがあります。この一度だけの参加のために、一次創作本も作りました。
一次創作オンリーと言えば「コミティア」の名前をよく聞きますが、私が参加したのは、現在はもう開催されていない「そうさく畑」というイベントでした。
2002年3月(何日かは失念)に、以下のイラストの子達が出る漫画本を作って参加しました。

一次創作オンリーのイベントは、サークル側も一般側も、二次創作メインのイベントとは全然空気が違うというか、テンションが落ち着いていて、これはこれで新鮮で楽しかったです。
私の本はコピー本で、SNSも無い時代で、個人サイトでも事前の宣伝はしませんでしたが、それでも見ず知らずの通りすがりの人達が五人も買ってくれました。上手くもないし有名でもない描き手の一次創作で、宣伝無しで一度だけの参加で、こんなに手に取ってもらえたのは有難い話です。
余談ですが、この時の私の本の奥付には、当時の私の住所と本名が記載されていました。
当時はまだそんな時代だったんだなと、今、猛烈な懐かしさを感じています。
ちなみに、私が一次創作の同人にあまり興味が無かった理由は、自分のオリジナルキャラに対して版権キャラと同じ勢いで萌えることができなかったからです。二次創作をしている時は推しに萌え狂っていて半狂乱状態でしたが、一次創作のほうは冷静に淡々と生産している感じで、これはこれで別の楽しさがあったけど、二次創作をしている時のような異常な高揚感はありませんでした。
もし、私が自分のオリジナルキャラに我を忘れるほど夢中になれていれば、ずっと一次創作で活動してきたはずです。やっぱり自分のキャラよりもプロが作ったキャラのほうが萌えるよなと冷静に納得して、一度限りの一次創作オンリーの思い出を胸に、私は二次創作界隈へ戻っていきました。
それでも「そうさく畑」に参加してみたのは、誘ってくれた知り合いに対する好感度が高かったからです。好感度が一定以上の時のみに発生するイベントとか、ゲームでもありますよね。
当時は「ちょっとやってみるか」くらいのノリでしたが、結果的に良い思い出になりました。
今の私は漫画が描けなくなってしまったので、二次創作だろうが一次創作だろうがイベント参加は無理です。当時の私は「一次創作オンリーに出よう!」と誘われて「じゃあ漫画本作る!」とすぐに作れました。今思えば、何故そんなことができたのか自分でも不思議です。