これは正確には「同人活動の思い出」ではないかもしれませんが、私にとって好きなジャンルの舞台を見に行くことは、あとで同じジャンルの人達と感想を語り合ったり、舞台ネタで二次創作をしたりすることとセットでしたので、これも同人活動と切り離すことはできない思い出です。
私は二次元作品の舞台化について、最初は「どうなんだろう?」と思っていましたが、実際に見てみたら見事にハマりました。舞台は苦手という人もいるけど、私はイケる側で、ハマっている作品が舞台化されれば、同じジャンルの人達と一緒に見に行っていました。
後日DVDなども買うわけですが、やはり生で見るのが良かったです。
同じジャンルで仲が良かった人達とは、舞台が終わったあと一緒に食事をしたり同じホテルに泊まったりして、そういった時間も楽しかったです。
舞台を見て二次創作のネタが浮かぶと、ホテルで紙に書いて纏めたりもしました。
公演が複数回ある舞台だと、一回だけでなく二回分くらいチケットを買うこともありましたが、もっとガチ勢の人は全通していて、すごいなと思っていました。
生の舞台は公演ごとに少し違う部分があったりするので、全部見たい気持ちは分かります。
でも、一回か二回見るだけでも、チケット代とグッズ代と交通費と宿泊費で普通に十万くらいは飛びますので、さすがに毎回全通している人はそんなに多くなかった記憶があります。
全通できる財力もすごいですし、そこまでお金を落としてくれる人達がいるからこそ、舞台が存続できて私達も楽しめると考えられるので、その人達は有難い存在でした。
今思えば、遠征して舞台を見に行くのはお金もかかるし体力的にもラクではないのですが、当時はそれでも本気で見たかったから、必死になって休みを取って、お金も惜しみませんでした。
これは、遠征して同人イベントに行くことについても同じ気持ちでした。
でも同人引退直前の頃の私は、舞台も同人イベントも、せっかく行っても以前ほど夢中になれなくなってきていて、そのことに自分で気付いてしまった時はひどく絶望したものです。
自分はどうしてこんな風になってしまったのだろう?と、引退後も長い間悩み続けました。
舞台やイベントは何も変わっていないのに、私が変わってしまったのです。
今の私は、必死になって遠出する理由も無くなって、毎日静かに過ごしています。
まあ、派手なことは若い頃にさんざんやったから、今はもういいじゃないかと思っています。
コメント
こんにちは。
今年もよろしくお願いします。
最初は抵抗があったものの、舞台を楽しめたクチです。
抵抗というのは、二次元を生身の人間が表現することと、金銭面でした。商業演劇や伝統芸能(元からの趣味)に比べ、強気な金額設定に驚きました。
まず日帰りできる映画館でライビュ配信を観ました。
ハマった作品を味わう時間には代えられず、また違う面白さがありました。あと推しキャラの扱いがよかったのも大きいです。
それで一度は生の舞台をと、新作のチケットを予約・発券までしたものの、コロナで中止となりました。払戻金は封筒に入れたまま、ずっと置いてました。
数年後、新作の舞台が発表されましたが、時すでに遅しです。オタ活を卒業しかけており、費用・時間・体力を作る気力が足りませんでした。払戻金は身近な娯楽に消えました。
生の2.5次元舞台を観ることなく終わりました。
チャンスを逃してしまい、現地の熱狂を体感できなかったのが残念です。でも新作を観に行ったところでなぁ。
心にくすぶっていた思いが書けました。
ありがとうございました。
>中年の冒険さん
こんにちは。今年もよろしくお願いします。
二次元を生身の人間が表現することに抵抗を感じる人は、一定数いると思います。
私も実際に見てみるまでは、楽しめるかどうか半信半疑でした。あと金額設定ですよね。
これはコラボカフェなども同様で、長年オタクをやっていると感覚が麻痺してきます。
上手く言語化することはできないのですが、生の舞台には、やはりその場でしか味わえない空気があると感じました。これは2.5次元以外の舞台も同じだと思います。
それが無ければ配信やDVDだけでいいやと思っていたところですが、私は生の空気にハマってしまいました。2.5次元がきっかけで、舞台そのものにも興味が湧いたほどです。
今まさに行ってみたいということなら、ぜひ行ってみてくださいとオススメできますが、オタ活を卒業してしまったのなら、今さら行ってもなあ…という感じですよね。
私も、昔ハマっていた作品の舞台が今も続いていたりしますが、もう追おうという情熱は無いです。でも、楽しんでいた頃の思い出は忘れないようにしたいです。
こんにちは。私は2.5次元は苦手かもしれないと思って行かずじまいだったのですが、声優さんの舞台やコンサートにはよく行っていたので、生の空気の楽しさはとてもよくわかります。
全通したこともありお金はかかりましたが、大きな生きがいでした。会場やホテルでファン仲間と仲良くなったことも、とても楽しかったです。
コロナ禍で公演が中止になった時は「また絶対行きたい」と思っていたのですが、私は感染防止対策が染み付きすぎて潔癖症になってしまい、人混みに行くことを楽しめなくなりました。
オンライン配信は生の雰囲気とは違うものの、チケットやグッズ代が公式や声優さんの支えになるという考え方もあると思います。でもその頃には自分の気持ちが冷めていました。
私も、楽しめなくなった時はかなり長い間落ち込んでいました。今は冷静に思い出せるようになりましたが、過去の自分は自分なのに遠い存在に感じます。楽しめた時もあってよかったです。
ヒロコさんこんにちは。
生で観た舞台の円盤を買おうか悩んでいる私にはタイムリーな話題でしたのでコメント失礼します!
少し前、好きな2次元作品の舞台、2.5次元と呼ばれるものを生で観てきた者です。
実写化には抵抗あって…でもコスプレは平気で、舞台は基本原作をリスペクトしてるらしく2.5次元は実際どうなんだろう?という興味本位で観に行って、キャラクターが目の前にいる!実在してる!?と感動を覚えました。この感覚は生で見るからこそ味わえるものかなと思います。舞台ならではの臨場感も生で味わうからこそ良いものなのかもしれないなと。
実写化が苦手な人の多くは、なぜ実写化が苦手かというと、原作を蔑ろにして原作に対するリスペクトをまるで感じないからだと思います。舞台化は実写ではありますが原作をリスペクトしていて、コスプレあるいは3次元が苦手でなければ楽しめると感じました。あと、舞台はもはやキャラのコスプレ劇ではなく、キャラクターが存在しました…声も違うだろと最初は思いましたがいざ観ると違和感なく聞こえるのも凄いです。まぁ…作品によっては、そうでなかったものもあるらしいですが。
舞台はチケットが高く、それに加え円盤もとなると出費が痛いなと感じるのですが、生で観た舞台を映像で見てしまうとやっぱり生が良かったなー…と少しガッカリしてしまうのではないかと心配していまして。円盤(完全生産限定版)の購入に至らずにいます(´`;)
私はSNS(主に旧ついったー)を使った交流に抵抗がある為イベントは基本ぼっち参戦です。イベント自体は楽しめるのですが、1人は寂しくも思います。仲間はほしいけど作り方が分からず…コミュ障なんで難しいです。長々と失礼しました。
>引退した者ですさん
こんにちは。声優さんの舞台やコンサートも良いですよね。
2.5次元は、俳優さんのほうのファンなら最初から抵抗は無いのでしょうが、原作のほうのファンは「大丈夫かな…」と心配しがちです。原作ファンである私の知り合い達も「見る前は期待していなかったけど見てみたら面白かった」と言う人が多かったです。
たまに「知り合いの知り合い」みたいな繋がりで、ネット上では見かけるけど直接やり取りしたことは無い人と、劇場のロビーで初めて話して盛り上がったこともありました。
私はコロナ禍の時は既に引退済みでしたが、どこも大変だったのではないかと思います。
確かに、過去の自分は自分なのに違う人みたいに感じます。私の中では「旧ツイッターのせいだったのか?それとは関係無く歳を取ればこうなっていたのか?卒業するならもっと若い頃にしてもよかったのに、よりによって四十で…」と、まだ少し途方に暮れています。
楽しかった思い出は忘れないようにして、今後の生き方も考えないといけません。
>もこもこさん
こんにちは。モノにもよると思いますが、基本的には、原作を極端に蔑ろにしている感じの舞台は見たことが無いですね。アニメ化で酷いものよりはきちんとしている印象です。
俳優さんの容姿や声も、できるだけキャラクターのイメージに近い人を選んでいることが多かったし、俳優さんもキャラクターをよく理解して演じていた記憶がありますので、そこに大きな違和感を覚えたことはありませんでした。俳優さんの技量と、生の臨場感によって、キャラクターが実在していると感じることができました。
個人的に、生で見て良かった舞台なら、円盤も買って損は無いと思います。
円盤は円盤で、好きなシーンを何度も見直したりできますし、楽屋裏のおまけ映像やオーディオコメンタリーなども面白かったです。私は原稿作業のお供として舞台の円盤を流し続けたりもしていたので、値段分の元はしっかり取れていたはずです。
私は個人サイトでもSNSでも、作品をアップすると同じジャンルの人が感想をくれて交流に発展することが多かったので、実はコミュ力は関係が無かったかもしれません。
二次創作をしていれば、交流好きな人が自然に寄ってきてくれました。