同人を引退して以降、年賀状に自作の絵を描かなくなって、コンビニで売っているイラスト付き年賀ハガキをずっと使っていたのですが、2023年の年賀状は数年ぶりに自分で絵を描きました。
何種類か描いたものの中からひとつ選びましたので、年賀状にしたのはこの絵とは別の絵です。
ところで、私は同人を引退した時にプリンターを売り払ったので、現在は自宅でプリントをすることができない状態です。同人をやめたらプリンターを使う場面がほぼありませんし、年賀状も、今もハガキで年賀状をくれる人はかなり少なくなったので、数枚用意するだけでいいのです。
こういう時に使えるサービスを調べたところ、コンビニのネットプリントというものがあると知りました。通称は「ネップリ」で良いのでしょうか?同人界隈では、絵描きさんが自分のイラストをアップロードして、プリントしたい人がするという使い方をしているみたいですね。
私の年賀状は自分用でしかないので、アップロードではなくUSBメモリに画像データを入れて持って行きました。案内通りに操作をして、持ち込みの年賀ハガキに無事にプリントできました。やってみたら簡単にできて感動しましたが、私の場合は年賀状くらいしか使い道が無さそうです。
印刷のクオリティは、見る目が厳しい人にとってはどうしてもアレかもしれないけど、私から見れば充分キレイです。大昔のカラーコピーではこうはいきませんでした。
ネットプリント自体は、私が同人をしていた頃からあるサービスみたいですが、当時は同人で使っている人は見かけなかった記憶があるので、同人界隈も当時から変化しているのだなと感じます。
考えてみれば、私の最後のイベント参加が2016年1月なので、もうかなり経っています。
ツールやサービスに関するジェネレーションギャップだけでなく、今同人をやっている人達との意識のズレも、だんだんと大きくなっている気がします。
昔はオタク活動って「たとえキモイと言われても自分が好きなことをやる!」という心意気でやるもので、むしろ承認されないのを覚悟で自分の意志を貫くものだったのに、今は承認欲求を満たすためにオタクや創作の世界に入ってくる人の割合が、昔より多いように見えます。
私の引退はもう仕方がないけど、私が好きだった古き良きオタクの世界自体が、実はもう崩壊したのかもしれないと考えると、とても寂しいです。これは気のせいであって欲しいです。
コメント
こんにちは、いつも記事を読ませて頂いてます。
長い間SNSやサイトだけで活動していた私にとっては、ネットプリントの存在はありがたかったです。自分の元には何も入りませんが、気軽に手が出せる感じでよかったです。コンビニよっては冊子タイプの印刷も対応しているのですごいなぁと思いました。前々からコピー本やZINEを作って売りたい野望がありますが、作品作りに集中してしまいなかなか実現できてない状況です。
いいクオリティで自分の作品を印刷できるので、自分なりに最高傑作が描けたイラストはネップリにしてましたね。
自分用のコピー本も作ったりして手に取ってみるとやっぱり自分の絵は最高だなぁと自萌えの境地にいたりました。ローカルサイトにも通ずることですが、自分の為に作品を作ることや自分が好きなものを作ることが大切だなあと感じています。
個人的な意見ですが、承認欲求欲しさに創作活動するとトラブルが起きやすいし何より楽しめないような気がします。SNSの影響でしんどい思いをしてる人はかなりいますよね。最近、AIイラストにまつわる出来事やトラブルを見てみるとそう思いました。
イラスト、うさぎだらけで可愛いです!ベランダから望む景色も朝か夕方を思わせる空にうさぎの風船が飛んでいて素敵だなあと思いました。うさぎの紙風船もあって可愛いです。
今後の記事も楽しみにしています。
>フォルフォルさん
こんにちは。本もグッズも印刷屋さんに頼んで作ることに慣れているので、どうにもピンと来なかったのですが、ネットプリントはもっと気軽に手を出せるところが魅力なのですね。
学生時代はコピー本もよく作りましたが、私は基本的に面倒くさがりなので、印刷屋さんに丸投げするのが一番快適だと思っていました。完成した本を手に取るのは楽しかったです。
SNSが無かった時代も、承認欲求ばかり強くて「ジャンルへの愛どこ行った?」みたいな人はいましたけど、そういう人は結局思うように目立つことができずに去っていきました。
今だって、本物の情熱を持って続けている人が残るのは変わらないと思います。
何の覚悟も無く、何がダメだったのかも分からず文句を言う人が増えたなと感じます。
AIイラストは凄いとは思いますが、やはりアレは私の絵には使えそうにないので、すぐに興味が薄れました。パクリ云々の問題は大変だなあと思いながら眺めています。
イラストの感想もありがとうございます。情報量が多い系の絵に挑戦してみたのですが、私が面倒くさがりのため、そこまで細かい絵にはなりませんでした。