イラストの話

自分の技術では無理な構図に挑戦することについて

アオリやフカンの構図って、めちゃくちゃ難しいですよね。

普通に描ける人からは「え?別に難しくないけど?」と言われそうですが、私の画力レベルではとても難しくて、たまに挑戦してみるものの上手く描けたためしがありません。
ちなみに、アオリは「下から見上げる」構図で、フカンは「上から見下ろす」構図です。

こういう構図は、ちゃんとした練習をしていない人間が描くと高確率で事故ります。
私も定期的に「アオリやフカンを上手く描けたら気持ちいいかも!」と暴走して、よせばいいのに挑戦してしまうけど、2024年に描いたこの絵などは、かなり明確に事故っています。

2025年にリベンジしてみたけど、アオリと言うほどアオれていない時点で失敗です。

フカンのほうも、デッサンができていないせいで身体がペラペラですが、これが私の全力です。

私にとっての全力なので、変なところに気が付いたとしても、直せる技術はありません。
でも一応せっかく描いたし…の精神でネットには上げます。昔からずっとそうしています。

普段描かない構図に挑戦することは、上達するためにやることだという認識がありますし、それは実際そうだと思います。でも私の場合は挑戦してもそれで上達しているという実感が無くて、達成感が得られないため、いつもビミョーな気分になっています。

それに、無理をして事故るくらいなら、たとえワンパターンだと言われても、自分が上手く描ける構図だけを描いたほうがいいという考えも、個人的にはアリだと思います。
見る側の人にとっては、描き手の自己満足でしかない技術的な挑戦よりも、いつもと同じ安定した絵を見られるほうが良いのかもしれないというのは、昔から何となく感付いていたことです。

ただ私の場合は「じゃあ角度をつけない正面の構図なら上手く描けるのか?」と言われたら、そちらも別に上手くはないので、上記の話も自分にはあまり関係無いなという感じです。

とりあえず、多少(?)失敗しても、一応せっかく描いたし…の精神でネットに上げるのは昔から変わりません。下手でも自由に発表できるのがネットの良いところだと、私は思っています。

描いた絵を一切外に発表しないのも、自分で成功したと思う絵だけを発表するのも、何でも気軽に発表するのも自由です。私は子供の頃から一番最後のタイプで、それで半世紀くらい楽しくやってきましたので、今後もいろいろ挑戦したりしなかったりする予定です。

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