同人活動の思い出/個人サイト作りの思い出と現在

私は2016年に同人を引退しましたが、同人活動をしていた証拠として、現在も自分の個人サイトを残しています。無論、もう新しい作品が更新されることは無いのですが、それでも、昔ほど多くはなくても今でも来てくださる方がいらっしゃいます。

私は現在ツイッターをしていませんが、このブログも個人サイトも普通に人が来ています。
ブログやサイトのアクセスを増やしたいという人に対して、すぐにツイッターでの宣伝を勧める人がいますが、ツイッターをしていないのが売り(?)の私としては、その必要は無いと思います。
ツイッターをしないと見てもらえないというのはデマだと、地道に訴えていきたいです。

それはともかく、先日久しぶりに個人サイトの作品を整理しました。
今見返すと恥ずかしすぎると感じるような、BL要素が濃すぎるものや18禁作品を削除しました。
現役時代の私が見たら「どうして頑張った裏作品を削除してしまうん?(´・ω・`)」と文句を言うかもしれないけど、今の私の知ったことではありません。

もともとの作品数からかなり減ってしまいましたが、イイ感じに整理できました。
個人サイトというもののサンプルとして、ここに紹介します。

★私の昔の個人サイト★

他にも別館サイトがあるのですが、ここでは本館だけリンクを貼っておきます。
ホームページビルダー等は使用せず、すべて手打ちHTMLで作っています。
レスポンシブデザインではありませんが、スマホからでも一応閲覧可能です。

今でも個人サイトを持っている同人者は一定数存在しますが、それは昔からあったサイトを今も維持しているパターンがほとんどで、最近新しいサイトを作ったという人は少ないかもしれません。
自分で一から作るにしても、何かのサービスを使うにしても、どうしてもSNSの手軽さと比べると大変なのは否定できません。それでも、サイト作りはとても楽しかったです。

個人サイト全盛期の頃は、ネットで作品を発表する手段がそれしか無かったというのもあるかもしれませんが、多くの同人者が必死に慣れないサイト作りを勉強して、あのクソ面倒な作業をやっていたのです。私も2000年頃に初めて作ったサイトは今より酷いものでしたが、見やすさや管理しやすさを考えながら試行錯誤するのは、作品作りに負けないくらい面白かったです。

たとえ痛くてヲチられていた人でも、自分のサイトを作れていた時点で、その情熱や努力は認められるべきだったのではないかと、今のお手軽なSNS炎上を見ていると思ってしまいます。

昔は気付いていませんでしたが、サイト作りもまた創作の一部なのかもしれません。
そして、お互いのサイトを見てカッコイイとかダセェとか思うのも、作品を見てそう思うのと同じくらい心に残ることだったかもしれないと、今になってそう感じます。

自分のサイトを作るために勉強したことだけでなく、友人のサイトを作るのを泊まりがけで手伝ったこともあります。どれも当時は気付かなかったけど、本当に貴重な体験でした。
懐かしいなと、自分のサイトを整理した時に思い出しました。

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コメント

  1. うさぎ より:

    ヒロコさんこんにちは。
    記事の内容とは微妙にずれるのですが、個人サイトのurlを載せてくださって嬉しいです!
    ヒロコさんの記事をよく読んでいて、この方の描かれてた漫画読みたいとずっと思っていたので…!
    以前別記事でurlが載せてあった奇面組のサイトも見せて頂いたのですが、他にも読みたいという思いがありました。
    今、間近のイベントの原稿中なのでゆっくり見る時間がとれないのですが、昨日少しだけ覗かせていただきました。
    ヒロコさんはよく、記事で「底辺画力」とおっしゃっていますが、私から見たらすごく上手くてかわいい絵だし、漫画もすごく読みやすくて、参考にさせていただきたいなと思います。
    (私もデフォルメ強めの絵で、直接的な萌えより内面描写を重視したいタイプなのでヒロコさんの漫画はすごく参考になります)
    なんだか嬉しかったので、記事内容と関係ないのにコメントしちゃいました。
    これからもブログ楽しみにしています。

  2. 綾瀬 より:

    個人サイト!懐かしいです。
    拝見させていただきました。
    そうそう、こういう作りだった、と懐かしく拝見しました。サーチがまだ生きていることにもびっくりしました。
    私は一から作る根気と器量がなかったのでフォレストさんやMペさんのお世話になっていました。そのサイトは閉鎖しましたがネット上にデータは残っています。
    今はピクブラでのんびり作品のみ更新しています。

    それにしても、今の若い方たち(若くない人も)は、なぜ創作と交流を一緒くたにしてしまっているのか不思議でしょうがないのですが、もしかしてそちらが同好の志を持つ人達で作品を作るという意味で、本来の同人活動のあり方なのかと思ったりもします。

    私はひろこさんより歳上なのですが、今後ものんびり創作活動していけたらいいなと思っています。

  3. ヒロコ1号 より:

    >うさぎさん
    こんにちは。奇面組サイトは別館で、この記事からリンクを貼っているサイトが本館です。
    合併させようかと考えたこともあるのですが、作業が大変なのでこのままにしています。

    私は、絵がかわいいとか漫画が読みやすいとかは現役時代もよく言われましたが、絵が上手いと言われたことだけは本当に無いのです。なので、まさか同人をやめて5年が過ぎてから上手いという言葉をもらえるとは思いませんでした。恐縮です。うさぎさんの絵もデフォルメ強めなのですね。漫画を描くことに対する考え方は似ているかもですね。

    今も現役で更新されているサイトを見ると、自分のサイトの廃墟感が少し悲しくなったりもしますが、これも諸行無常ということで、こうなるべくしてなっているのだと考えています。
    うさぎさんも原稿がんばってください。

  4. ヒロコ1号 より:

    >綾瀬さん
    こんにちは。今はスマホから閲覧する人のほうが多いだろうから、パソコンで見ることを前提に作られたサイトはかなり見づらいだろうなと思います。
    かと言って、今からレスポンシブに作りかえる気力は私には無いのですが。

    今はツイッターのせいで創作と交流の境目が無くなりがちです。一緒くたにしていると言うよりは、自然に一緒くたになってしまって、切り離すという発想も出てこないのです。
    それが大丈夫な人は良いですが、創作と交流を一緒くたにするのが合わないタイプの人は、今の環境が自分に合っていないことに気付かないまま苦しんでいたりします。

    快適に創作活動をするためにも、自分を知ることは大事だなあと思います。
    ピクブラは私も使っていたことがあります。今は退会済みですが、使いやすい所でした。

  5. 匿名 より:

    ヒロコさん、こんばんは。
    同人サイト、拝見いたしました。丁寧に作られているサイトで流石だなぁと思いました。
    私はワードプレスで専門書を読みながら、同人サイトを作ってみたのですが、ピクシブやピクブラから作品を移すのが大変なので、断念してしまいました。
    ホームページ作成も面白いなとサイト作りの楽しみが分かったので、苦労しながらやってみて、良かったなと思います。

  6. ヒロコ1号 より:

    >匿名さん
    こんばんは。作品の数が多いと、移動がめちゃくちゃ大変になりますよね。
    サイト作りは苦労するのだけど、自分の思い通りに作れた時はとても嬉しいですし、作品を作るのとはまた違う楽しさがあったことを、この記事を書いていて思い出しました。

    私はもう同人作品を作ることは無いと思いますが、他の目的でまたサイトを作る機会があれば頑張ってみたいです。同人サイトを作った経験は、いろいろなことに役立っています。

  7. スノーマン より:

    こんにちは、初めまして。スノーマンと申します。
    現在同人活動をしており、同人特有の悩みが出てくる度にヒロコ1号さんのブログを訪れて元気をもらっています。

    サイト全盛時代を過ごしたオタクであり、一時期はツイッターやピクシブに手を出してみたもののついていけず結局やめてしまい今はサイト一本でやっております。しかし、サイトのブームは過ぎたためやはり人がほとんど来ない状況です。(サーチ登録も1件のみ)
    そのため渋々ピクシブに作品をあげてサイトのアドレスを載せて・・・という方法を取ってみたこともありましたが、底辺書き手の自分には集客の効果にはなりませんでした。ちなみにツイッターは完全に合わなかったので今後二度と手を出す予定はありません。ピクシブも自分の作品に目に見える数字がつくのが合いませんでした。

    「やっぱりSNSに馴染んで効果的に使わないと見てもらえないんだな・・・」と落ち込んでいたところ、ヒロコ1号さんのこの記事を読んでとても元気づけられました!

    >>ツイッターをしていないのが売り(?)の私としては、その必要は無いと思います。

    特にこの一文が私の中で大きく響きました。
    最近は「サイトに来てもらうにはSNSで宣伝しよう」とアドバイスするところが多いですよね。実際にその方が見てもらいやすいというのは一理あるのかもしれません。
    でも考えた末、逆にツイッターやピクシブをしていないことを自分の売りにしていきたいと強く思うようになりました。
    むしろサーチからのみ辿り着けるサイトで、マイペースで細々と運営しているのが性に合っているのかなって。
    ツイッターだと交流と創作が切り離せないワンセットになっていて、本当にそのジャンルやキャラが好きなのか、それとも交流の手段(悪く言えば周りに承認してもらうためのツール)なのか、見ているとわからなくなってきます。
    好きなキャラやカプの絵を見ているはずのに萌えよりも疲労感が多くなり、同ジャンル者のツイッターは見なくなりました。

    ヒロコ1号さんのサイトも拝見させて頂きました。
    私もHTMLタグで作っているので、「これこれ!この感じがたまらないんだ!昔はこういうサイト様がたくさんあったよなあ・・・」と懐かしくなりました。
    HTMLタグは大変だけれど、一度コツを掴むと楽しくてやめられませんよね。
    思えばサイトを作るのは最低限の知識が必要だったり、サーバーを借りる手間があったため、ある程度ジャンル熱が強くなければ作らなかったのかも。
    今はお手軽過ぎるのと情報の流れるスピードが速いため、どの二次創作も薄っぺらく見えてしまうことが多くなりました。
    こういうサイトがまだ残っているというのは本当に心強いです。

    長々とすみませんでした。
    これからもブログ、楽しみにしています!

  8. ヒロコ1号 より:

    >スノーマンさん
    はじめまして。私のサイトが更新停止していても何だかんだで人が来ているのは、初めてサイトを作った2000年頃から今までの積み重ねがあるからかもしれません。
    私のサイトは4回ほど引っ越しをしていますが、そのたびに念入りにアナウンスをして、引き続き閲覧者さんに来てもらえるように頑張っていました。

    というか、私はそうするのが普通だと思っていたのですが、他の人は何も言わずに急に消えたりして、それまで見ていた人達が残念がっている光景をたくさん見てきました。
    ずっと見てもらえるかどうかって、実はこういう所で決まるんじゃないかなと思います。
    SNSもまったく効果無しとは言いませんが、それよりももっと大事なことがあるのです。

    集客のためにいろいろやるとしても、嫌なのに無理にSNSを使うくらいなら、自分が穏やかな気持ちでいられる環境を選んだほうが良いですね。私なら、大事なのはSNSではなく、自分の好きなものを信じつつ閲覧者さんにも配慮して長く続けることだとアドバイスします。
    それがSNSのように「誰でも簡単にできる方法」かと言われるとアレですが。

    それに、ツイッターを否定する私がツイッターをしてしまったら、宣伝どころかすべてが台無しになります。このブログを始めた当初はそこまで考えていませんでしたが、ここまで来たらツイッターをしていないのが自分の売りと考えても良いのではと思うようになりました。
    ツイッターをしていなくても、スノーマンさんも来てコメントをしてくれましたからね。