「ヒーリングっど プリキュア」を全話見た今「生きたいか?」と聞かれたら、わりと「生きたい!」と叫べるかもしれません

手と手でキュン!ハートつないで地球をお手当て!(・∀・)

ちなみに私のハートは同人をやめた時に死んだはずですが、身体のほうは若い頃よりも本当に健康になりました(同人引退して痩せたから)ハートはクソみたいに死んでいるのに身体はキモイくらい生きているなんて、この身体でまだ何かやるべきことがあるとでも言うのでしょうか?

2021年2月21日に「ヒーリングっど プリキュア」最終回が放送されました。

キュアグレース役の悠木碧さんは、私の好きな声優さんの1人ですが、初めて悠木さんのことを知った時は、失礼ながらこんなに芸幅が広くて実力のある声優さんだとは思っていませんでした。
2011年に「魔法少女まどか☆マギカ」で深夜アニメのピンク魔法少女を演じ、約10年後に日曜朝のプリキュアのピンクを演じるという素敵な縁にとても感動しました。

それなのに新型コロナウイルスの影響で、ヒープリは他のプリキュアシリーズと比べて全体の話数が少なくなってしまったことが非常に惜しいです。クリスマス回などもありませんでしたし、やはり予定通りに放送できなかった話があったのではと思うと残念です。

テーマも興味深くて、序盤と中盤でとても期待値が上がってしまったせいもあり、終盤は少しあっけなかった印象があるのですが、そこはコロナ関係の事情もありそうですし、あまりツッコむのは申し訳ないという気持ちがあります。良作でしたが惜しかった点も多いといった感じでしょうか。

近年のプリキュアシリーズと比べて珍しかった点は、敵との和解が一切無かったところです。
ダルのどに萌えていた人はその辺が残念だったかもしれないのですが、あそこでダルイゼンを助けなかった展開は、私は高く評価しています。
心優しいキャラだと強調されているのどかちゃんだからこそ、余計に安心したというか。

あれは、たとえイケメンでも自分を酷い目に遭わせる相手を受け入れてはダメという、幼女さん達への現実的なメッセージなのでは?という気がします。物語では自分を犠牲にして悪役をも助ける聖女というのはカッコイイですが、現実ではどう考えても自分を守ることのほうが大事です。幼女さん達が将来DV男から逃げられない女にならないようにという教えなのかもと思ってしまいました。

ヒープリの場合、他の「敵が改心して生き残る」展開になったプリキュアとは、敵の立ち位置が全然違います。放送中、現実世界がコロナ禍だったせいもあってああいう方向性になったのかもしれませんが、やはりどれほど慈悲深い人間でも「病原菌と仲良く一緒に生きる」のは無理です。
なので今回は、全員きっちり浄化する結末で良かったと個人的には思います。

ビョーゲンズのほうも、最初から最後まで人間側に歩み寄る描写はありませんでした。
でも、そのくせ性格はやたら人間らしかったから、最終回で人間と仲良くなって欲しかったという人の気持ちも分かります。まあプリキュアの攻撃は「殲滅」ではなく「浄化」ですので、そこに一応救いはあるのではないかと(震え声)

そして「本当に地球をお手当てしたかったら人類滅亡するのが一番手っ取り早い」という現実から目を逸らさなかったことも、ポイントが高いです。テアティーヌ様の「私もいざという時が来たら人間を浄化する覚悟はあります(以下省略)」はとても名台詞です。
それでもその「近道」を選ばずに、人間の可能性を信じてくれることに恐縮します。

次回からは新番組「トロピカル~ジュ!プリキュア」が始まります。
ヒープリがわりと重めのテーマを扱ったので、次のトロプリはもっと気軽に楽しめる内容なのかなと予想していますが、見てみないと分かりませんね。

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