子供の頃の夢が漫画家だったという人は、わりとたくさんいるのではないでしょうか?
私もそうでした。「お前その画力で!?」と言われると照れてしまいますが、真面目な話をすると目指すだけならタダなので、とりあえずやってみることが大事です。たまに「上手くなるまで投稿しない」と言う人もいるけど、まずは行動することをオススメします。
私は小学校高学年の時に漫画雑誌に投稿することを思いつき、中学から大学まで、複数の少女漫画雑誌に投稿していました。成績のほうは、一番下の賞にかろうじて引っかかる程度で、それ以上は行けませんでした。20歳を過ぎたあたりでやはり無理だなと気付き、さらに二次創作のほうが断然楽しくなってしまったので、プロを目指すのはそこでやめました。
私は10代の頃、漫画家というものに対してとても華やかなイメージを持っていました。
特に、中学生や高校生で華々しくデビューする人たちを見て、自分もそうなりたいと憧れました。
今思えば、純粋に漫画家になりたかったと言うよりは「10代でプロデビューする」ことが重要だったのかもしれません。なので、成人したらやる気が無くなったのも致し方ありません。
今はどうなのかまったく知りませんが、昔(1980~1990年代)の少女漫画雑誌は、10代でデビューする人も珍しくありませんでした。おそらく、読者と年齢が近い人のほうが、読者が共感できる作品を描けるのではという狙いがあったのでしょう。
それ以外にも、自分と同年代の子が雑誌で連載しているのを見て「私にもできるかも!」と夢を見た子たちにどんどん投稿させて、逸材を発掘する目的もあったと思われます。
私もまんまと乗せられたわけですが、肝心の逸材にはなれませんでした。
私も10代でデビューして、学校で「ヒロコちゃんって漫画家なの?」「すごーい!」みたいにチヤホヤされたかったんや!(・∀・)今の年齢で漫画家になっても「老後大丈夫?」としか言われなさそうなんや!(・∀・)だからこの話はもういいんや!(・∀・)
もしも万が一、私が今の年齢でプロになれたとしても「コレジャナイ」って言いそうです。
当然ながら、今はもう「漫画家になりたい」などという気持ちはまったくありません。
子供の頃は漫画家やイラストレーターという仕事に夢を持っていましたが、大人になってから「確定申告を自分でしなければならない」という現実を知って「普通の仕事のほうがラクでは?」「ていうかそもそも働きたくない」「そもそも生きるのがしんどい」と思うようになりました。
子供の頃の夢が叶わなかったことより、正直こっちのほうがキツイです。
夢を見て、将来の心配も無くワクワクしていた、あの頃のまま時間を止めたかったです。